定点観測~その1 路地裏のおっさん | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

 4月2日、3日とバイト先の労働組合のレクリエーションに参加して1泊2日の東京方面の旅行に行ってきました。

 

アルバイトなのに労働組合に加入できて、旅行にも参加できるなんて、弟も羨ましがっていましたが、自分でも恵まれていると思います。

 

私は約1年半前に大阪に帰ってくるまでは、27年間を横浜で暮らしていました。

 

2013年に自分の会社を潰した後は、労働基準監督署から横浜近郊を離れないようにと言われたので、横浜市西区のタクシーも道にまようような路地裏のアパートに移り住みました。

 

そして、クルマの運転が好きだったので、日雇いのクルマの回送の仕事から生活の再建を始め、レンタカー店でのナイトクルー、トラック運転手として夜間のルート配送、そして自動車ディーラーでの洗車&雑用の仕事とつないできました。

 

そこで今回の旅行では、ルート配送の仕事と、レンタカーの仕事で思い出深い場所を廻ってみることにしました。

 

東海道新幹線で10時前に東京駅に着いた後は、様々なコースが用意されていましたが、私が選んだのは終日自由行動です。

 

さっそく、山手線へと向かいました。

最初に行ったのは、恵比寿通りにある「富士そば」。

配送の仕事をしている時に、頻繁に朝食に来ていました。

肉富士そばは、暖かい/冷たいの両方があって、年中通して食べていました。

今回ちょっと残念なのは、いなりがメニューから無くなっていることです。

 

それから原宿駅で降りて、明治神宮に参拝しました。

この日は外国人観光客が多く来ていて、一人で旅している青年に頼まれて、彼の記念写真を撮ってあげました。

 

次にやって来たのが代々木公園です。

ここの公衆トイレにはよくお世話になりました。

夜中にね。

 

原宿の竹下通りです。

春休みということもあって、ものすごい人出でした。

自分には縁遠いストリートのようですが、この通りにあるドラックストアに配送で週に6日やって来ていました。

もちろん、人通りの無い夜中の話です。

 

渋谷駅付近の井之頭通りです。

コロナ渦の前までは、朝の5時ころまで酔っ払いがいっぱいいました。

 

始発電車で帰る酔っ払いと、出勤してくるサラリーマンが交差する日常でした。

 

それが、コロナの感染が急拡大したころ、朝の6時前なのに自分以外は前も後ろも誰もいないという光景を観ました。

ここで、あんな光景を見たのは後にも先にもたった1日だけです。

 

渋谷の道玄坂下です。

ここで、めちゃくちゃ美人の二人連れのオカマに出会った場面は今でも強烈に覚えています。

ガラガラ声の会話が耳に入るまでは、男だとは全く気が付かなかった。

さすが、渋谷!! オカマもレベルが高いと感心しました。

 

渋谷からは東急東横線で横浜に向かいました。

 

学芸大駅の近くのレンタカー店でアルバイトしていたころは、いつも東急東横線を利用していました。

東急と相鉄が繋がって、便利になったようですが、ダイヤはますます過密になったことでしょう。

 

よくさばききれます。さすが日本の鉄道です。

 

横浜駅で京急に乗り換えて、日ノ出町駅に到着。

日高屋は私が西区に住んでいた時のメインダイニングです。

豚骨ラーメンと照り焼きドンのセットは忘れられない味です。

 

大岡川に出ました。2020年の桜のシーズンからはコロナ渦で桜祭りが開催されていませんでした。私が横浜に住んでいた最後の年の2022年には屋台が出ていたと思いますが、もう桜祭りは完全に復活していることでしょう。

 

桜の見ごろは、もう少し先のようでした。

 

伊勢佐木町と言えば、伊勢佐木町ブルース。ここの看板の絵もいくつかバリエーションがありますが、この日のこの絵が一番似合っているように思えます。

 

長い間工事をしていたJR関内駅北口もきれいに整備され、大きな待ち合わせスペースが出来上がっています。

また、ここで待ち合わせて関内に飲みに行きたいです。

 

横浜と言えばランドマークタワーです。

長い間、日本一の高さを誇っていましたが、あべのハルカスに抜かれ、さらに麻布台ヒルズ 森JPタワーにも抜かれたので現在は3位です。

でも、わたし的にはこのビルからの眺めが一番好きです。

(麻布台ヒルズからの眺めはまだ知らんけど。)

 

そして、私の一番のお気に入りで、サーフィン発電を考え続けるときの波の定点観測ポイントとしていた、臨港パークにやって来ました。

 

世界中でここにだけしか生えていないと言われるポケモンの木も健在でした。

 

この木があるためか、ここから桜木町駅近辺にかけては、ときどきピカチュウが大量発生します。

 

そして、横浜港の一角、正面にベイブリッジが見えるベンチが私の指定席でした。

 

時々、バイトで疲れて、夢なんてどうでもいいやと思う時には、ここのベンチに座ってスマホ&YouTubeで、浜田省吾の「路地裏の少年」を聴いて、観て元気を取り戻しいました。

 

特に2番の歌詞は自分の境遇に似ていたので思い入れがつよかったです。

 

そして、今の日本に当てはまると思いませんか?