ここまでサーフィン発電の話をしてきました。
それも今回で少しお休みになります。
ここまでの記事は、誰にでも分かりやすく、誰でも再現実験ができることをモットーに、十年くらい前に考えたことを思い出しながら、ストーリを書き、簡単な実験をしてきました。
しかし、今日の内容は自分でも
”おや? 思っていたことと違う”
という内容が含まれています。
単なる思い違いかも知れませんが、立場的に二酸化炭素排出ゼロのエネルギー源を作る必要のある人は、私に代わって実験を進めてみる値打ちがあるかもしれません。
やってみて、何の価値もなかった場合はゴメンナサイ。
とにかく、この先はある程度しっかりした実験環境と測定器が必要になるでしょう。今の私にはそれがありません。
新しい電極が完成したので電源ケーブルをつなぎます。
ここで定規1枚、即ち電極1枚をトランジスタ1個と考えると、これはさしずめトランジスタ3個のICというところでしょうか?
半導体メモリーは集積度を増すごとに、記憶容量が多くなってゆきましたが、”積層型メタクリル・アルミバイポーラ電極”は集積度を増すごとに水素生成量がどんどん増加するのは、簡単に想像できますね。
ここで注意しなければならないのは、
スペーサーを挟んで、プラスはプラス、マイナスはマイナスとお互いに同じ極どうしを向かい合わせることです。
10数ボルト程度の電圧では問題になりませんが、高電圧をかけてゆくときは、絶対に間違わないようにしてください。
(特に、子供は自分でやらないように)
さて、先ずは乾電池4個6Vの電圧をかけます。
電極は順番に1個ずつ電圧を加えて、次に2個、3個と増やします。
ここで気になるのは、電圧を加えていない電極からも水素が発生することです。マイナス側はあらかじめ3個とも接続してあるので電子がやって来ています。プラスの電圧をかけられていない曲でも、プラスの電圧をかけられた極と同様に少しは電気分解が生じているようです。意外。
さらにに乾電池8個12Vの電圧をかけて同じことをやってみました。
最後に乾電池12個、18Vの電圧をかけました。なかなか勢い良く水素が発生しています。ビールのジョッキのようです。![]()
最後に、6V、12V、18Vの電圧をかけて、どのくらいの電流が流れるかをやってみました。
テスタで読んだ大まかな電流値は
6V=約 1.2A
12V=約 2.0A
18V=約 2.7A
電気分解の場合は、途中にロスがないと仮定すると電流値から単位時間あたりに生成される水素の量が計算で求められます。
高校生以上のみんなは、計算できますよね。
おじさんは歳で、面倒くさくなってAI君に丸投げしました。
それにしてもパナソニックのエボルタ乾電池は優秀だと思っていましたが、こんなに電流が流れるとは驚きでした。
今回も、非常に小さなショボい実験でした。
しかし、この規模の実験道具で、単三乾電池を直列につないで電圧をかけただけでこれだけ水素を生成できるのは凄いと思いませんか?
オーストラリアの巨大な露天掘りの炭鉱で採掘した石炭を原料にしたり、京浜工業地帯の巨大なコンビナートを使えば大量の水素を生産することが可能でしょう。しかし、環境保全のコストが高くつきます。
一方、この電極を使っても、同じくらいにスケールアップすると、膨大な量の水素を生成できると思いませんか?
その場合、電極は巨大化するのではなく、効率的な大きさ、形状、材料を探しながら何千個、何万個と数を増やして行き、それを海に浮かべて水素畑を作ります。
半導体で言うと、たくさんのメモリーセルを並べるのに似ています。
海の広さなら、日本はオーストラリアにだってそんなに負けていないません。スケールアップはそんなに心配していません。
今回は電源に乾電池を使いました。
将来、次の実験の機会が訪れたなら、オルタネーターを使う予定でいます。
オルタネーターは12Vちょっとの電圧を作るのは極めて得意です。乾電池の数十倍の電流を流すことができます。回転数の変動に素早く追随できます。さらに、過酷な条件下で黙々と働き続けます。
海の波を集めて廻る水車の先に、オルタネーターをいくつか取り付けて、その先に多数の電極をぶら下げてと・・・・・。
もし、サーフィン発電に興味を持たれて、一緒にやってみたいという方がおられましたら、連絡ください。
但し、私は、タラレバ話が極端に嫌い、いや、現在でもトラウマになっていますので、十分にご注意ください。




