京都から奈良へ歩きつなぎの旅39~川越え | フルメタルジャケット

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こんな時代だけれど、日本のモノづくりを再起動したい。

 京奈和自動車道の料金所が見えてきました。

 

 京奈和自動車道の橋にくっついている側道を目指して、トンネルの手前を左に歩いて行きました。

 

 京奈和自動車道の側道が近づいてきました。

 手前に案内板があります。

 何やら、思っていたよりも凝った作りの側道のようです。

 

 道路区分が書いてあります。

 

 一番右が排気量125cc以下のバイク、真ん中が自転車、そして、左側が歩行者となっています。それぞれの走行区分は赤、青、黄色と色分けされています。

 

 早速、側道に入って行きました。

 走行区分は金属製のガードレールできっちりと分けられています。

 歩行者と自転車は、両方向共に通行可能ですが、バイクは一般道と同じで、左側通行のみになっています。

 

 前に進むにつれて、ぐんぐん高くなってゆきます。

 

 少し行くと、河川敷に大きなグラウンドがあり、野球の試合をしていました。この高さと角度から見下ろす野球の試合は、横浜スタジアムで見るよりも迫力を感じます。

 

 グラウンドを過ぎると、川の流れの部分に入って来ました。

 この辺り、かなり高さを感じます。

 高所恐怖症の人は、ちょっと歩いていて怖くなるかもしれません。

 そんなときは、この橋は一休寺に向かう道だと思い出してください。

 

 「このはし、わたるべからず。」

 

 そうです、橋の真ん中よりを歩けば良いのです。

 

 木津川の流れです。

 ゆったりと流れる綺麗な川です。

 子供の頃に見た木津川は、その頃の他の多くの河川と同じように、公害で汚れていました。いつも、何か塗料を流したような濃い色をしていた記憶があります。

 そのころと比べると、本当にきれいになりました。

 

 川の堤防を過ぎて、坂を下ってゆくと、本線と別れて田辺北出口の料金所ある所に降りてきました。

 

 仕事柄、私はいつもETCカードを持っているので、急に料金所が現れても、心配ありません。

 ETCカードの差込口を探しながら歩いて行きました。

 

 

 ”側道に料金所なんてあるわけないだろう・・・。”

 

 そう思った、あなた!! 甘い。甘すぎる。

 この道は有料道路専業の、NEXCO西日本が管轄する道路です。

 ”お金のない奴 とおしゃせん~♪”

 ちゃんと、監視カメラ付きの料金箱が待ち構えています。

 でも、歩行者だけは無料で通れるようです。

 料金箱が見当たりませんでした。

 

 ちなみに、バイクと自転車の通行料は10円です。

 おつりは出ないようなので、10円玉を忘れず持参してください。

 財布の中に10円玉が無かった場合、どうするのだろう?

 

 木津川を渡った後は、街の中を交通量の多い幹線道路や、静かな住宅街を、適当に歩いて、一休寺がある山の近くまでやって来ました。

 

 田んぼの中の道を進んでゆくと、線路がありました。

 この線路はJR学研都市線です。

 昔は、片町線といって、随分と後の方までSLが走っていました。C11だったかな?

 

 線路の下を潜り抜けて歩いていると、電車がやって来ました。

 今日の帰りはあの電車に乗ろうと思いました。

 

 午後1時前、一休寺こと酬恩庵に到着しました。

アニメとトンチ話で有名な一休禅師、ゆかりのお寺です。