京都から奈良へ歩きつなぎのてくてく旅の第9日目は、11月27日の日曜日。近鉄京都線の大久保駅をスタートして、富野荘駅まで歩きました。
今回はパソコン上でGoogle マップを開いて、訪れたいポイントを順番に指定してゆき、ルート図を作りました。これをスマホに送り、それを頼りに歩いて行きました。
途中で、少しはコースアウトするところもありましたが、ほぼ下のルート図に従って歩いて行きました。
ルートの最後の方には、”さすがGoogle マップ、一味違うね!!”という展開が待ち受けていました。
桃山御陵前駅から大久保駅まで急行電車に乗ってやってきました。
この日に乗った電車は、今年の4月に登場したばかりの京都市営地下鉄20系(写真の左側)です。しかも、この電車は急行の奈良行きとして運用されていました。
近鉄大久保駅に到着後、プラットフォームで京都市営地下鉄の10系、20系のそろい踏みの写真を撮ることができました。
構図も背景の青空も、なかなか良い作品だと思います。(自己満足)
午前10時過ぎ、人通りの少ない大久保駅を出発しました。
この日も快晴、絶好のウォーキング日和でした。
先ずは府道69号線を南に向かいます。
奈良まで24km。まっすぐ歩けば一日でたどり着ける距離ですが、まっすぐ歩かないのがこの旅の楽しさです。
この辺りで、宇治市から城陽市に入ったと思われます。
城陽市は、たくさんの遺跡がある街のようです。
低い山々に囲まれた広い平野、真ん中に川が流れる恵まれた土地なので、遥か昔から多くの人々が暮らしていたのでしょう。
府道を東にはずれ、徐々に丘陵地帯へと向かいました。そして最初にたどり着いたところが、こちらの写真です。
一見、住宅地の中にある里山の雰囲気がします。
ここは「久津川車塚古墳で」す。
丘の上に続く小路があって、その入り口に男性が描かれた案内板があります。
そこに書かれている内容によると、
久津川車塚古墳は5世紀前半に築造された、山城地域最大の前方後円墳だそうです。
そしてここに描かれているのは、この古墳に埋葬されている、この地域を収めた大首長をモチーフにしたものだそうです。
小道を少し登ると、草木が生い茂っていて行く手を阻まれました。
偉い方のお墓なので、無理に入って荒らすことはありません。
直ぐに古墳を後にして歩き出しました。
東に戻って、本日最初の立ち寄り駅、久津川駅に到着しました。
すぐに西に返して、ゆるやかな丘陵地帯を上ってゆきます。
JR奈良線の踏切を渡ります。
近鉄京都線の各駅を通過しながら南下を続ける旅ですが、この日は、JR奈良線を中心に右往左往するコースとなっています。
住宅街の中に茶畑がありました。
ここは城陽市ですが、お茶はやっぱり宇治茶かな?
昔はこの丘陵地帯に大きな茶畑があったのだろうと想像します。
住宅街の中を歩いて、広く開けた場所にたどり着きました。
一見、広い公園のようですが、実は遺跡公園です。
こちらは「正道官衙遺跡」といいます。
奈良時代(西暦712年~794年)に建築された「久世郡」の役所跡と推定されている遺跡に造られています。
写真の左側に写っている柱が、役所の庁舎。右奥の小さく見える柱が、南門だそうです。
南門から北側にある庁舎を見てみました。
まっすぐに道が伸びて、広々としています。
当時はもっと他の建物があったと思いますが、現在は公園として整備されています。
庁舎の方にやって来ました。手前にある板の囲いが、庁舎入り口の門にあたるのでしょうか。
柱のみが再現された庁舎です。
とても陽当り良好です。
ここに壁板や屋根を付けて、大きな平屋建ての家を作って、そこに住みたいと思いました。
これって、普通の感覚ですよね。
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