思春期になると
娘は父のことを嫌いになる。
これは、どうも
大人として自立し
他人の異性と子孫の繁栄のために
本能的に働いているものらしいです。
生物学的に自分と近い遺伝子の男性と結婚しないために
父親＝自分と近い遺伝子の男性の匂いが、嫌いで仕方がなくなるらしいです。
私たちは自覚していない
たくさんの本能があります。
そういえば、学生のころ
先生を好きになった子が
その先生の教科だけ
成績が上がったことがありました。
誰かを好きになって
何かの分野にのめり込んだり
成長していくことも、
誰かに惹かれて
一緒に力を合わせて
何か大きなことを成し遂げていくことも、
神様のいたずらで
私たちは
何かに惹かれるように
導かれているのかもしれません。
自分の気持ちだと信じていることも、
実は、自分が感じているのではなく
「感じさせられている」だけかもしれない。
絶対という
自分の気持ちなんて実はなくて
大いなる未来のために
私たちそれぞれが
動かされているだけかもしれませんね。
愛情も同じで。
相手のことを本当に好きだと信じていたはずなのに、
ちょっとしたズレが起きたとき
さ～っと冷めたりすることもある。笑
あれ？こんな程度だったのか？私の愛は！
と、過去にびっくりしたこともありました。(￣▽￣)
そんなもんです。笑
人の気持ちって
良いコトも悪いコトも
どちらも、
確信的な理由があって存在しているのではなく
とても不確かなもの。
私もパートナーに対して
とても愛情を感じていますが
激しい愛情ではなく
深くて静かなもの。
これすら
ちょっとしたことで
消えてしまいそうなくらい儚いもの、と
どこか思っています。
だからこそ、
愛を育んでいくことが大切で、
常にお手入れしていく必要がありますね。
パートナーが
私の大切にしている世界観を
大事にしてくれる。
だから、好きなのです。
自分の大切な世界を
大事だと思わない人を
「嫌い」「合わない」と
人は感じています。
相手が良い人かどうかは
関係なくて
自分の大切なものを
一緒に大切だと思える、
または、
似たような世界観を持っている、
そんな関係性を
人は心地良いと思っているのです。
大切な人と過ごしたい、
自分を大事にしたい、
そう思うのなら
まずは、
自分がどんな世界観を大切にしているのか？を
自己観察していくと見えてきます。
たまたま
自分の世界観と違っただけなのに
相手を嫌う必要もなく、
自分をダメだと思う必要もない。
現実の世界って
変わらないものがあるのではなく
とても儚いものだと
どこか理解しながらも、
自分の生きたい世界を
育てていくことが大切です。
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