年度末、教職員の異動が新聞に載ると
知った名前を探してしまう。
結婚前に、勤めていたのは他県なので
異動発表の日付の新聞をすぐに見ることはないが、
実家に行った時などに、思い出して
古新聞の中からその記事を引っ張りだすのだ。
今年も、何人かの名前を見つけた。
お世話になった先輩が管理職に。
当時、妊娠したといってウキウキしていた人も教頭。
「結婚退職しちゃうの!?」と送別会を開いてくれた人は、定年らしい。
同期だった人は、まだ勤めている。
当たり前か。
自分は、数年で辞めてしまった。
今ほど恵まれた環境ではなかったが、
職場には育児経験のある先輩も多くいた。
しかし、その姿を見ても、自分には重ならず
ああなりたいとも、素敵だとも思えなかった。
他の可能性があるような気がしていた。
あれから20年以上経ち、
自分は、何をやってきたのだろうと考える。