発達過程を…
■発達と順序
今日もご訪問頂きありがとうございます。
今、幼児教室の年間カリキュラムと教材制作などのお手伝いをさせて頂いているのですが、教材制作に至るまでに、子供の発達過程について、それに相応しいカリキュラム、教材の震度の過程を確認するのに多くの時間を割きました。
また、発達過程に並行して、幼児期に臨界期を迎える主な7項目の確認も併せて行いました。特に幼児教育の教材開発と製作は、簡単そうに見えて実はかなり難しく、先に申し上げた、子供の発達過程を教材に落とし込んでいかなければなりません。
先日の打ち合わせで、文字分野、数分野がほぼ終了し、実際に制作にあたってもらった先生は、それまで使用してきた教材は、もう使えないと、ご自身で制作されてみて初めて教材に対する見方が変わったそうです。
例えば、「殴り書き」です。子供の殴り書きは、知的発達の過程でかなり重要な経験になります。殴り書きを経験しない子は、様々な知的分野の発達で苦労をします。詳しい説明はまたさせて頂きますが、子供の抽象的能力の面、巧緻性という手先の動きの部分、言葉以外の知的刺激を受けた脳の日等の表現である、「書く」という面などと深くかかわってきます。
生活体験や経験が少なく、遊びも十分でない子供が急に、知的な学習をしても、蓄積された情報や、それに伴う、各神経を通した動きも少ないと、その先の学習で受ける情報を受け止めきれなくなります。時代の変化と共に、子供の生活環境も変化します。また、最近では、自然災害に加え、新型コロナウイルスの感染拡大など、予測不能のことも踏まえ、子供の発達過程にブレーキをかけてしまう出来事が多発しています。
子供の言語発達、身体的発達、運動機能の発達、視覚機能の発達、社会的・感情的発達など、変化する社会、生活の中で、それらに対応できる必要な経験や、体験などについて、今後詳しくお話をしていきたいと思います。