子どもを守ること | 「衣食住育学」石川幸夫のブログ

「衣食住育学」石川幸夫のブログ

教育畑40数年、猫好き、子ども好き、音楽好き!幼児、小学生の算数指導用に、水道方式のタイルを独自開発。教育評論家・教育研究家・子育て評論家としても活躍中です。

 

 TODAY'S
 
自分も大切する事に!

■私たちを取り巻く環境から

 

 今日もご訪問頂きありがとうございます。

 先ほど、いつものように、YouTubeでBGMを流していると、ロバータ・フラックの「やさしく歌って」が流れてきました。この曲を聴くと、何故かコーヒーが飲みたくなります。年配の方なら、勿論その飲みたくなるコーヒーは「ネスカフェ・エクセラ」でしょう。40年近くたつのでしょうか、当時、ネスカフェのCMに流れていた曲です。その後は、映画音楽の「追憶」など、パリだったと記憶していますが、その風景と共にこの曲が流れてくると、音楽と映像に見とれていました。今のCMとは格が違い、カルピスのCMと共に、作り手の優しさが込められていたように思います。

 

 コーヒーブレイクも終わり、子どもを取り巻く環境から、私たち自身も気をつけたい、生活を通し考えて見たいと思います。講演を頼まれるとき、「環境」について様々な視点で捉えて欲しいという要請があります。子どもを取り巻く環境、それを、分類すると健康全般に関する環境、学習に関する環境、家庭・親子環境、小社会の環境などに分けることが出来ます。

 

 健康全般に関する環境。まずは、睡眠があげられます。子どもの一日の活動を妨げる寝不足は、幼児期から見られ、推奨される睡眠時間より、1~3時間も少ないと言われています。たぶん、大人と同じ生活時間になっているのかも知れません。睡眠は、子どもの成長発達に欠かせない要素であり、様々な刺激から脳を成長させるため、脳はフルに活動する分、大人より脳の休息時間が必要になります。乳幼児の睡眠時間が長いのはその為だとも考えられています。(新生児・乳児:12時間~18時間、1~3歳児:12~14時間、4~6歳児:10~13時間)情報亜社会では、大人も脳の休息が必要です。

 

 健康に関する環境の中に、「食環境」があります。この数年で、食に関する話題が多くなりました。それも、自然志向の食環境が見直されています。以前、テレビの発言から大炎上させてしまった、食品添加物については、その摂取に奥の方が疑問を感じ始めています。「食品と言うより、本来必要としない化学薬品を体内に入れているのと同じだ!」との指摘もあり、やはり、幼い子どもが食する物には、注意が必要でしょう。先日も、コンビニのおにぎりに含まれる油や、食品添加物の多さが話題になりましたが、先ほどの睡眠環境と、この食環境は、改めて見直さざるを得ない状況になっていると思います。

 

 例えば、ご家庭で料理をされるとき、Ph調整剤、カラメル色素、酸化防止剤、合成着色料、合成保存料などを使われていますか。普段何気なく使用している、醤油、ソース等にもこうした添加物は含まれていますから、全ての添加物を取り除くのは不可能に近いようです。でも、意識して削減することはできます。安心して食べることが出来る食事は、今や、理想の食事なのかも知れませんね。お子さんと共に、炊きたてのご飯で、おにぎりを作り食べてみて下さい。こんなに美味しかったのか!と思うほど、おにぎり一つで、親子で感動できますよ!

 

 「言葉を変える!」、言葉を変えるとは、正に、子どもを取り巻く言語環境です。これは、学習環境と言っても良いのかもしれません。まず、相手が子どもで、言っている意味がわからないからと言って、汚い言葉や、罵声を浴びせることは避けなければなりません。「子どもは言葉で育てる」と言われるくらい、子どもに対する言葉がけの、その言葉の質はとても大切です。怒鳴り声や罵るような言動は、脳の萎縮を誘発するとの発表から、多くの親や、教育関係者を驚かせました。また、「マイナス思考」の言葉は、子どもだけでなく、それを言い放つ親の脳にも影響を与え、負の連鎖となることが報告されています。優しい言葉、相手を思う言葉、行動を促す言葉、相手を認め、誉める言葉、相手を否定せず、肯定する言葉、こうした、毎日使う言葉を良い方向へと導く言葉に代えていくことで、親子で自己暗示にかかり、前向きになると言われています。

 

 子どもを守る為に、環境の見直しをすると、思いも掛けず、自分自身が心身共に健康体なったと言われます。春期講習から、ネガティブ発言や否定する発言を止め、前向きな言葉にしよう!と生徒と取り組み始めたのですが、言葉を変えるだけでこれだけの効果があるのか!!と思うほど、子どもも、私自身も変化してきました。子ども環境の見直しは、子どもだけの問題ではなかったようです!!