ナンバー 276 俳句と写真のコラボ 5(桜 西行) | 堀切光男のエッセイ畑

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主にエッセイ。

 

三月二十五日  春爛漫 暖かい一日でした。

このコーナー、俳句の他に 短歌 和歌 川柳 ことわざ 標語 何でも有りとなりました

例によって 解説は あてになりません。

 

上  三月二十五日 満開の  川口市  安行桜

 

「世の中は 三日 見ぬまの 桜かな」   (雪中 庵)

 

(三日 家から出ないでいると満開になる桜のように 世の中も変わりやすい

現在はネットのおかげで 一夜の内に評価もがらりと変わる)

 

 

見事な 枝垂れ桜

 

上   山桜   昔は(西行 の頃平安末期から、 鎌倉時代) 和歌で花といえば桜で、桜と言えば山桜の事でした。

(西行は平清盛と同い年で同僚、鳥羽上皇の側近でしたが、武士をやめ二十三歳で出家した)

 

上 夜桜  女性は 見ごろを過ぎると ウバ桜と呼ばれる

 

「花の 色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」

(小野小町)

 

(長雨を ボーと眺めてもの思いに沈んで暮らしている内に私の容姿は

桜の 花のようにすっかり 色あせて衰えてしまいました)

 

上 江戸時代 の 厠に しゃがむ 小生

 

「秋 深き 隣は 何をする 人ぞ」  (芭蕉)

(しゃがんでいた)

 

「芭蕉生涯最後の句から 二番目となる。

秋深くなると周りも静かに成り、小さな音も聞こえる。

人恋しさも手伝って 隣人が気になる・・・・と言われておりますが、実は。

 

この日 句会の集まりがあったのだが、芭蕉は 病床から起きられずこの句を

したためて 弟子に持たせた。

(私は  この様な 状況ですが、句会に集まった あなたたちは今 何をしていますか?)

という 問いかけを 隣人の言葉にかけた と 後に弟子たちが「六 行会」に書いています。

面白いのは この時「秋 深き」を 「深し」と 誤記している事。

もっとも 現在 「秋深し」と覚えている人が 大半らしいが。

 

 

上 渡良瀬 遊水池の 野焼き (こんなのも 観に行く 野次馬)

 

「旅に 病んで 夢は 枯野をかけめぐる」   (芭蕉 最後の句)

 

(それでも 旅に 思いを 巡らせる)

 

上 春山 登山でお弁当

 

「春の山 いくつとも 無く 越えにけり」  (正岡子規)

 

 

上  アヒル

 

「春雨や  あひるよちよち かど歩き」  (一茶)

 

 

「うぐいすや 野中の墓の 竹百竿」    (蕪村)

 

 「紅梅に 半日過ぎし 彼岸かな」  (正岡子規)

 

上  日向ぼっこ中の 猫

「春の日を 一日眠る子猫かな」   (正岡子規)

 

上   山桜 咲く 春の山  (4月 20日のお昼過ぎ)

 

「鶯や 文字も 知らずに 歌心」   (高浜虚子)

 

(鶯に よっては微妙に鳴き方が違う。  中には舌足らずのがいたりして楽しい)

 

 

 

上  ペットショップの鳥

 

「カナリヤは 逃げて 春の日 暮れにけり」   (子規)

 

上  青大将

 

「この姿 蛇行と いふぞ 蛇 泳ぐ」   (岩 井  純子)

 

この続きは  俳句 等と写真のコラボ 6  に続きます