ナンバー79 「カラスの勝手でしょう?」 | 堀切光男のエッセイ畑

堀切光男のエッセイ畑

主にエッセイ。



用水路沿いの小さな公園のすぐ傍の住宅にごらんの様にダミーのカラスや


C Dを吊るした鳥よけが沢山 ぶら下がっています。


これは カラス除け? それともハト除け?






私の田舎では 畑を荒らす(蒔いた種をほじくり出して食べてしまう)カラスを追い払う為


本物のカラスの死骸を長い竹の棒に吊り下げていました。


カラスは仲間の死骸を見て危険と察知して,寄り付かなかったモノです。


しかし、このダミーのカラスはそれとはちょっと違うようです。


明らかにハト除けかと思われます。


カラスはハトを襲い殺してしまう事も有ります。


実はすぐ向かいの公園の木に十年も前からカラスの巣が有ったのです。


しかし いつ頃か 下の写真の様にハンガー仕様の巣を放棄してどこかに行っちゃったのです。





カラスがいなくなったので、ハトが来るようになり、おまけにそのハトに餌をやる人が


いたため、どんどんハトの数が 増えて行ったと推察されます。


で、ベランダなどにハトが居着いてしまうのを嫌いこのカラスのダミーとなったと思われます。


代々この 巣に暮らしていたカラスさえ 引っ越さなければこんな苦労も しないのに。


「カラスさん、どうして引っ越しちゃったの?」


「そんな事 、 カラスの勝手でしょう?」




(後記) カラスは英語で「クロウ」、 案山子(かかし) は「スケア クロウ」カラス除けなんですね。


都内の公園の林では木枠で囲こみ、網で張られた大きな蚊帳みたいな罠を良く見かけます。


通りかかった、外人さんに「ワット?」と訊かれたので


「クロウ トラップ」と教えたのですが 通じたかなあ。