ナンバー59 なんでも 鑑定団( 後記)も追加 | 堀切光男のエッセイ畑

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突然ですが、テレビ番組の「なんでも鑑定団」から石坂浩二さんが抜けて


B Sの「鑑定団」に行っちゃったんですね。


彼のうんちく話が好きでこの番組はよく観ていたのですが、そういえば最近


全然聞かれないなあと思っていたら、そんな事になっていたのですねえ。


まあ、これで一件落着となり、石坂さんには新番組の方で頑張って貰いたいものです。


ところで「お宝」。


我が家にも無いものかと家探しした結果、一つだけあったんですよ。



もう、三十年以上前のテレビコマーシャルの話なので観た方、覚えている方は


少ないかも知れませんが、コ○ コーラのテレビC Mの渓流下り編、覚えていますか?


本場アメリカでのロケで、四~五人のアメリカ人男女がゴムボートで


川下りをする 豪快なコマーシャル。


実はそのロケに使われたホントの本物、あのゴムボートがうちにあるんですよ。


そのコマーシャルが流れている時、画面で懸賞中である事を知った 友人の家族が


応募したところ、このゴムボートが当たったそうだ。


アメリカから航空便で送られてきた梱包を見た時は、びっくりポンだったそうだ。


ボート自体は折りたたんで一メートル四方ぐらいだが、厚みが八十センチもあったとか。


全て木製のオールが二本。


こちらは二メートル程もあったので、百×八十×二百センチの大荷物が届いた訳だ。


当時の事とて、航空運賃にいくらかかったのだろうと恐縮しきりだったそうな。


その頃、私はアウトドアにハマっていたのですが(先にアップの ホタルの恐怖 見てね)


友人は一度もボートを使っていないという。 勿体ない話だ。


それではと言うことで仲間を集めて五人で川下りをしようと言う事になった。


その頃乗っていたのはデリカ4WD(2 代目)で、30センチぐらいの水深なら


入って行ける様に車高を上げていた。


その愛車の ルーフキャリアにボートとオールを乗っけて、ワイワイ ガヤガヤ


いざ 鬼怒川へと出発。


ところが鬼怒川の川原に着いてボートに空気を入れる段になって、大変な事になったのです。


ボートには左右二か所の空気取り入れ口が有り、ネジ式のキャップが紐付きで着いている。


空気を入れた後、このキャップを閉めなければ空気は抜けてしまう。


ところが一方の方の紐が切れてキャップが無くなっていたのである。


これは大変な事だ。 ここまで来て川下りを残念しなければならないのか?


仲間を集めておいて、今更中止は出来ない。


必死に何か修繕出来るモノは無いか、車の中を探しまくった。


するとあるモノが目に止まり、試しに空気穴に突っ込んでみると、これがピッタシ カンカン


これで事なきを得たのだが、その危機を救ったモノとは?


つづく


それは携帯用の歯磨きセット。 柄を継ないで使う歯ブラシと小さいチューブの歯磨き粉が


コップにもなる、プラスチックのケースに入っている。


このケースが空気穴にぴったんこ。おまけにコップの座りがいいように下広がりになっている。


これを逆さに突っ込むとくさびの様になり、接着剤も見つかったのでもう完璧に栓をする事が出来た。


さて、これからが私の真骨頂の見せどころ。


実は出発前に念の為、付属の足踏み式のポンプ(木製の二枚の板の間が蛇腹になっている


まるでピエロの持っているアコーディオンみたいな)で空気を入れてみたのだが


満パンになるまで、二十分もかかってしまった。そこで、現地に着いたら皆の前でびっくりさせようと


秘かに企んでいたパフォーマンス。


やおら取り出したエアジャッキ、 のホース。これをエンジンのかかった車のマフラーにあてがい


一方をボートの空気穴に突っ込むとこれが思った通りのぴったんこ。


ものの五分で膨らんだ。 もちろん、周りからはやんやの拍手。


後はもう、渓流に漕ぎ出すだけだ。



浅瀬に浮かべて五人が乗り込むとあれっ、やけに狭い。


(おいおい、五人乗りじゃなくて四人乗りじゃ無いか。)(そうだよ奇数人数なんて元々おかしい。)


(船首と船尾、左右に一人づつで 四人が精いっぱいでしょ)とワイワイガヤガヤ。


しかし今更しょうがない。 四人が船べりに腰かけて一人は船床にあぐらをかくという格好で


十キロ先のバス停がある所まで(ここで一人だけバスに乗り、車を取りに行く)出発進行!。


そもそも 川下り用のゴムボートは船べりに腰かけるので、船床は薄い防水布だけ。


あぐらをかいていた奴のお尻は大きく沈み込んで浅瀬に差し掛かる度に ゴツン ゴツンと


岩の洗礼を受け、悲鳴を上げる。


川下りが終える頃にはお猿のお尻になっていたのだった。


ゴムボートの持ち主でありながら、じゃんけんで負けた為に、ひどい災難を被った彼は


「もう、川下りはこりごり。ボートはあんたに上げるよ」


と、こうしてボートは、晴れて私のモノとなった訳です。


さて、この( お宝)。 ボートとしてはもう、無価値かもしれませんが、三十数年前の


コ○ コーラのCМに使われたと言う プレミアがついて ( ハウ マッチ?)


コ○ コーラ 博物館の館長さん、川下りの映像を流して、脇にこのボートを展示すれば、


大いに受けるんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?


それでは、いくらなら 売ってもいいかって?


「期待を 込めて 三十万円」 です。


はてさて、この古いゴムボート、いくらと 出るか?


「オープン ザ プライス!」



後記を追加 写真も載せました


これが例の ゴムボートです








再び了