ナンバー52 俺の料理を食べた芸能人は? | 堀切光男のエッセイ畑

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(俺の料理を食べた芸能人は?)


全て20 年以上前の話で恐縮しごくなのですが、俺の作った料理を食べた芸能人は3人います。


40年以上店をやっているのですが、40年の間に3人は、埼玉の小さな個人店で有る事を


考えれば、多いのか 少ないのか そんなモノなのか?


沢山の色紙が張られた店などを見かけると、羨ましかったりもするのですが・・・・。


それはともかく、その3人の芸能人とは?


つづく


一人目は「うららあー、うららあー」と再ブレイクの少し前の山本リンダさんです。


県道の向かい側にスーパーが開店して、そのイベントに呼ばれたリンダさん、


お昼過ぎに来店して ソース焼きそばを注文。


「どうにも止まらない」と完食して下さった。


この頃はまだまだ若く、とっても可愛かったなあ。


その数年後、どこに行っても「およげ たいやきくん」の曲が園内に流れていた、


〈船橋 ヘルスセンター)のステージで、再度お目にしました。


つづく


二人目は 中村雅俊さんです。


直ぐ近くに、貸しスタジオが有りそこにステージのリハーサルに来ていたのでした。


この時はスタッフの分も含め(冷やし中華)を五人前、出前で持っていきました。


スタジオは舞台もあってかなり広い。


時々、プロレスの興行もやっていたぐらいだから、天井も高くだだっぴろい。


中村さんは舞台ではなく、中央付近でポツンと一人ヘッドホーンをつけて歌っていました。


マイクの声もカラオケの音も聞こえてこないので、まるでアカペラで歌っているようで


「こーいーびとも、 ぬれるまちかどー」と声もよわよわしい。


リハーサルだからでしょうが、かるく歌っているとまるで素人のおじさんのよう。


「あれホントに中村さん? 」とつい、失礼な事を訊ねてしまった。 あわてて


「さすがジーパンが似合って、若 若しいですね」


とごまかしたのでした。


つづく


3人目は3枚目役者の○ ○さん。(すみません 名前を忘れてしまいました)


随分前の話です、月曜日の当時 のうちの定休日の日。


(小山遊園地)に子供を連れて出かけました。


お昼頃から雨が降り出し、もともと月曜日の事もあり園内はガラガラ。


雨でアトラクションも休み。 そこで大浴場でひと風呂浴びて、ステージで大衆演劇を


催している大広間でくつろいでいると、アナウンスが・・・・。


「近くの思川河川敷で仮面ライダーのロケ中だった人達がロケを中止してこちらに


食事に来られます」


えっ、仮面ライダー?じゃあ 藤岡弘さんやショッカーも来るのかなと楽しみに待っていると


○ ○さんを先頭に私服姿の若者達が十人ほど、ドヤドヤと現れすぐ隣りに陣取りました。


藤岡さんの姿は無し。


仮面ライダー初回撮影の時に藤岡さんが大けがをして、その後3か月間は代役を


たてたのだとか。もしかしたら丁度そのころだったのかも知れない。


それはともかく、その○ ○さん、舞台のくさい芝居にやんやの拍手。


私たち3人の他には一般客はまばらなので、やたら大声を出して盛上げている。


そして時々こちらをにらみ、「お前たちも 拍手しろ」とプレッシャーをかけてくる。


まあ、あたたかい仲間意識には好感がもてたし、わたしも大衆演芸は大好きなので、


大いに楽しみましたが。


この○ ○さん。「金八先生」の生徒の野村のヨッちゃんの父親役でも出ていました。


金八さんの下宿への引っ越しを軽トラで手伝った、あのとぼけた親父です。


そしてビックリしたのは、その数か月後、当人が独りでうちに来店した事です。


まったく偶然だと思いますが、あのギロッと睨んだ眼をよく覚えていましたので


すぐに解りましたが。でも、せっかく食事に来てくれているので、気を利かしてまったく


気が付かないふりをしていました。


ちなみに 何を召し上がったのかは、まったく覚えていません。