ナンバー50 隠語の巻き | 堀切光男のエッセイ畑

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(隠語の巻き)



店をやっていると、500円玉がどんどん溜まってくる。


皆、重いので余り財布には入れて置きたくないのだろう。


で、私も仕入れ先でどんどん使う。


先日もスーパーで10個ばかり出したら新人らしきレジの娘さん


一個 一個ひっくり返し、かっくり返し鼻先まで近づけて覗き込んでいる。


(10年程も前の話だが、500と印字された韓国の良く似た硬貨が時々混じって入って来た事がある。


一時期大量に出回ったらしい。


しかし、皆が気を付けるようになると、今度は自販機で使えるようにドリルで削り重さを


変えたモノが出回った)


この新人の娘さん、教えられた通り確認しているのだろうが余りの真剣さに苦笑してしまった。


この話を常連のスーパーの店長に話すと、頭をかきかき


「いやー、すみませんね。マニュアルには(さりげなく確認) と書いてあるんですがねえ」


ついでに前から気になっていた事を 店長にきいてみた。


「○ ○ 署からお越しの☓ ☓さん。電話が入っておりますので・・・・


という店内放送を良く聞くんだけど、


あれは何かウラがあるんだろう?」


つづく


「いやあ、参ったなあ。 これ秘密なんだけどね。


〈万引き癖のある客が来ているので、注意するように)


って放送なんだよ。 ○ ○署とアナウンスすることで警察が来ていると思わせて


万引きを思い止めようと言う訳。


でも、ホントに内緒にしといてよ」


(店長ゴメン。他の隠語に変えてくれ)


スーパーに行くと又放送している。


「○ ○ 署からお越しの ☓ ☓ さん・・・・・」


いつも俺が行くと 放送している。


あれっ,万引き癖のって・・・・・まさか俺の事じゃあないよな。