11月の第3木曜日に解禁となった「ボージョレー・ヌーヴォー」。
今回は…日本人醸造家「仲田晃司」氏が樹齢70年以上の古樹の葡萄のみで造り上げた、“ルー・デュモン/ボージョレ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ”2025年VT…をいただきました。(^^♪
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【ルー・デュモンとは?/サイトより引用】
ルー・デュモンは、日本人醸造家の仲田晃司氏が2000年にフランスのブルゴーニュ地方、ニュイ・サン・ジョルジュに設立したネゴシアン(農家から買い入れた葡萄でワインを造る生産者)。
仲田氏は1995年、単身渡仏して各地の醸造家を訪ねながら修行を重ね、ルー・デュモンを立ち上げました。そのワイン造りには日本人的、職人的な、細部への徹底的なこだわりがあります。
「天・地・人」の文字が入った「ルー・デュモンシリーズ」のワインは、仲田氏が自ら厳選した葡萄を、すべて葡萄の状態のままで購入。ワイン造りのすべての工程において強いこだわりを持ち、日本人らしい繊細で丁寧なモノ造りの精神が表れたワインを造りだしています。
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■ヴィンテージ/2025年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■栽培/リュット・レゾネ
■生産国/フランス
■生産地/ブルゴーニュ、ボージョレ
■生産者/ルー・デュモン
■原産地名称/A.O.C.ボージョレ
■セパージュ/ガメイ(100%)
■ALC/13%
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【外観】
光沢のある紫がかった濃いめのラズベリーレッド。粘性は中庸なものの、若々しさと程良い濃縮感が伺える。
【香り】
トップノーズはラズベリー、ブルーベリー、フランボワーズ、カシスの凛とした果実香が中心で、次第に牡丹、スミレ、バラの花のニュアンスやドライハーブ、土、黒胡椒、丁子、シナモン、ほのかな酵母感や発酵由来のキャンディー香等が感じられる。
【味わい】
アタックは軽快で、口当たりソフトでフレッシュ感のあるジューシーな果実味と締りのある伸びやかな酸味が広がる。中盤からは緻密でシルキーなタンニンがバランス良く調和し、少々のスパイス、ミネラル含んだ、凝縮感のある葡萄の甘酸っぱいフレーヴァーを余韻に向けて残す。
【総評】
仲田晃司氏の「ガメイは完熟させてこそ真価を発揮する」という信念を体現したかのような、新酒らしいチャーミングさとヴィエイユ・ヴィーニュ由来の深みが見事に融合、造り手の丁寧な仕事ぶりがダイレクトに感じられる、まさに“整った”?ヌーヴォーでございました。(^^♪
それにしても、かつての熱狂的なブームが今ではすっかり沈静化してしまった「ボージョレ・ヌーヴォー」ですが、秋の風物詩として、むしろ落ち着いて楽しめる現状がある意味本来のあるべき姿?なのかも知れませんね。(^^♪
★HP 83+pt



