イタリアの伝統を大切にし、土着品種にこだわるワイン造りを続けることで、世界的な評価を獲得したイタリアを代表する生産者「ラ・スピネッタ」。
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今回は…その「ラ・スピネッタ」が誇る、バルバレスコが生まれる畑「スタルデリ」の若い樹齢のネッビオーロを使用して造られたワイン、“ラ・スピネッタ/ランゲ・ネッビオーロ”2022年VT…をいただきました。(^^♪
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【ラ・スピネッタとは?/サイトより引用】
1977年創業のラ・スピネッタ社の名声は、80年代後半にリリースしたモスカート・ダスティが世界中のレストランやワイン評論家から高い評価を得たことで広まりました。ジョルジョ・リヴェッティ氏を中心に、妥協を許さないワイン造りへの情熱が、バルベーラ、バルバレスコ、そしてバローロなどの素晴らしいワインを生み出しています。「私たちの土地、土地が造り出す物の価値に対して確固たる信念をもち、敬意を表し、私たちが栽培するのは、その土地の土着品種、その土地に根付いた品種のみである」という信念のもと、その土地を表現したワインをピエモンテとトスカーナで造り続けています。
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■ヴィンテージ/2022年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■栽培/有機栽培
■認証/ユーロリーフ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州、アスティ、カスタニョーレ・デッレ・ランツェ
■生産者/ラ・スピネッタ
■原産地呼称/D.O.C.ランゲ・ネッビオーロ
■セパージュ/ネッビオーロ(100%)
■ALC/14.5%
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【外観】
光沢のあるエッジ部分がほのかにオレンジ色を帯びた濃いめのラズベリーレッド。粘性は豊かで、濃縮感とアルコール度数の高さが伺える。
【香り】
トップノーズはブルーベリー、ラズベリー、干しプラム、ドライイチジクの凛とした果実香が中心で、バラ、スミレ、ドライハーブ、紅茶、シダ、土やシナモン、ナツメグ、甘草、コーヒー、なめし皮、鉄分、樽由来のロースト香等が融合した複雑な芳香が時間の経過ともに感じられる。
【味わい】
アタックは軽快で、瑞々しいピュアな果実味の広がりから、コク深い伸びやかな酸味がストラクチャーを引き締める。タンニンは骨太ながらも質感はシルキーで全体をバランス良く包み込み、少々のスパイス、ミネラル、アルコール感を含んだ、葡萄の凝縮された複雑性のあるフレーヴァーが余韻に向けて長く持続。
【総評】
イタリアワインの王(バローロ)と女王(バルバレスコ)の特徴を持ちながらも、若いうちから楽しめるのが持ち味の「ランゲ・ネッビオーロ」ですが、そこは天下?のラ・スピネッタ、「ランゲ・ネッビオーロ」括りで、ここまでの力強さと優雅さのハーモニーを奏でるワインを造り上げるるのは流石の一言。
今でも十分に楽しめますが、熟成によってさらに複雑さを増すポテンシャルの高さが伺える一本でした。(^^♪
★HP 85+pt


