今回は…伊・トスカーナ州を中心に活躍する醸造コンサルタント「パオロ・カチョルニャ」氏がエトナに立ち上げたカンティーナ、「ピエトロ・カチョルニャ」の“グアルド・イル・ヴェント/エトナ・ロッソ”2022年VT…をいただきました。(^^♪
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【ピエトロ・カチョルニャとは?/サイトより引用】
ピエトロ・カチョルニャのオーナー兼醸造家であるパオロ氏は、実はトスカーナを中心に活躍する醸造コンサルタントで、シエナ近郊にワイナリーを所有しています。 エトナとの出会いは2004年、たまたま旅行で友人のワイナリーを訪れた際、エトナのワインとそのテロワールに魅了されてしまったとのこと。
所有する畑は4ヶ所に分かれており、全部で2.5haほど。全て老木で、若くて60年、古いものは100年以上の樹齢のものもあります。古い畑ですが丁寧に管理されており、大変健康に保たれています。火山灰の黒土に守られ、フィロキセラの被害を受けていないものがほとんど。畑で作られる葡萄の95%がネレッロ・マスカレーゼで、残りの5%がネレッロ・カップッチョ(ネレッロ・マンテラート)です。標高は750mと高く、アルベレッロ(株仕立て)というこの土地の伝統的な方法で栽培しています。
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■ヴィンテージ/2022年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■栽培/有機栽培
■生産国/イタリア
■生産地/シチリア州、カターニア、カスティリオーネ・ディ・シチリア
■生産者/ピエトロ・カチョルニャ
■原産地名称/D.O.C.エトナ・ロッソ
■セパージュ/ネレッロ・マスカレーゼ(95%)、ネレッロ・カップッチョ(5%)
■ALC/13.5%
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艶のある外観。色調はエッジ部分がほのかに赤紫色を帯びた淡いラズベリーレッド。粘性は中程度。
香りのトップノーズは、ブルーベリー、ラズベリー、カシス、干しプラムの果実香が主体で、牡丹、スミレ、ドライハーブ、シダ、メントール、紅茶、土や黒胡椒、シナモン、甘草、ナツメグ、なめし皮、樽由来のロースト香等が徐々に感じられます。
味わいのアタックはやや強め、ドライなニュアンスを含んだ、フレッシュかつフルーティーな果実味と心地良いコクを感じる伸びやかな酸味が広がる。タンニンは肉厚ながらも、質感はとてもシルキーで、しっかりとしたビター、ミネラル伴った、優美なフレーヴァーが余韻に向けて持続。
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「シチリアのピノ・ノワール」とも言われるネレッロ・マスカレーゼ。ピノの優美さに野性味がプラスされたかのような、シチリアのテロワール感じる、葡萄のピュアな旨味たっぷりのVINO ROSSOでした。(^^♪
★HP 83pt