シャトー・マンゴ(2020) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

仏・ボルドー サンテミリオン、近隣に錚々たる銘醸シャトーが点在する好立地に居を構える「シャトー・マンゴ」。
今回は…“シャトー・マンゴ”の2020年VT…をいただきました。(^^♪

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【シャトー・マンゴとは?/サイトより引用】
1546年創業。1976年からトデスキーニ家が所有・運営しており、2022年にグラン・クリュ・クラッセを取得。
A.O.C.サン・テミリオンとA.O.C.カスティヨン・コート・ド・ボルドーの2つのアペラシオンで、有機農法とビオディナミ農法を用いて葡萄を栽培、それぞれのテロワールを反映した非常に個性的な特徴を持つワインを生産しています。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■栽培/有機栽培
■認証/アグリカルチャー・ビオロジック、ユーロリーフ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、サンテミリオン、サンテティエンヌ・ド・リッセ
■生産者/シャトー・マンゴ(ファミール・トデスキーニ)
■格付/グラン・クリュ・クラッセ
■品質分類/A.O.P.サンテミリオン・グラン・クリュ
■セパージュ/メルロー(75%)、カベルネ・フラン(20%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(5%)
■ALC/14.5%

艶のある外観。色調は黒みを帯びた非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かで、凝縮度合いの高さが伺えます。
香りのトップノーズは、ブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、プルーンの果実香が主体で、徐々に牡丹、スミレ、ドライハーブ、シダ、メントール、土や杉、甘草、ナツメグ、黒胡椒、シナモン、チェコレート、コーヒー、木樽由来のロースト香等が感じられます。
味わいのアタックはパワフルで、少々のドライなニュアンスを含んだまろやかな果実味と口当たりしなやかな優しい酸味を、肉厚なタンニンが包み込んだ、骨太なフレーヴァーが広がり、心地良いビター、スパイス、ミネラルとアルコールの風味を伴った、濃縮感のある葡萄のコク深い旨味が余韻として長く持続。

メルロがメインのセパージュなのですが、現時点では意外?とカベルネ兄弟?が前面に出ている印象を受けましたが、おそらく今後の熟成によってメルロの特徴が発揮されてくるんでしょうね。
ただ、今いただいても「時期尚早」といった感じではなく、このちょいと荒々しい不良チック?な味わいもなかなか乙でした。(笑)
ちなみにこの2020年VT、近隣にある元祖?シンデレラワイン「シャトー・ヴァランドロー」よりも、ロバート・パーカー氏のポイントは高かったようですが、それも納得。
一般的に「剛の左岸」と「柔の右岸」というイメージがありますが、右岸でありながも左岸チックなニュアンスも持ち合わせた、ちょっと驚きのポテンシャルの高さを感じさせてくれた秀逸なVIN ROUGEでございました。(^^♪
HP 84+pt


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