今回は…2006年にワイナリーとしてスタートした「フォンテフィーコ」の“フォンテフィーコ/ラ・カナリア”2023年VT…をいただきました。(^^♪
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【フォンテフィーコとは?/サイトより引用】
フォンテフィーコの葡萄園は100年以上の歴史を持ち、3つのファミリーに渡って受け継がれてきました。この農園をニコラ・エマヌエーレ兄弟の家族が購入したのは1996年。購入直後は、ボトリングせず葡萄を他のワイナリーに販売していました。
2006年にカンティーナ(醸造所)、セラーを造設し、瓶詰めを開始。ファースト・ヴィンテージは2006年、モンテプルチャーノ・ダブルッツォD.O.C.を約1万本生産し、ワイナリーとしてのスタートを切りました。畑は海まで2kmしか離れておらず、海と反対側にはマイエッラ山(標高2,793m)が聳えます。このような環境にあることで、海からか山からか常に風が通っています。この風の影響で葡萄は病気に冒されにくく、大変健康な葡萄を収穫することができます。
また、一日の寒暖差が大きく、夏は10℃以上の温度差が生じることで、ワインに豊かなアロマと鮮やかな色合いがもたらされます。
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■ヴィンテージ/2023年
■種類/白
■タイプ/辛口
■認証/ユーロリーフ、FIVI
■生産国/イタリア
■生産地/アブルッツォ州、キエーティ、ヴァスト
■生産者/フォンテフィーコ
■原産地名称/D.O.C.アブルッツォ
■セパージュ/ペコリーノ(100%)
■ALC/14%
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輝きのある外観。色調はグリーンがかった淡いイエロー。粘性は中庸。
香りのトップノーズは、柑橘類、リンゴ、洋梨、白桃の果実香が主体。白い花、菩提樹、ドライハーブ、干草やアーモンド、トースト、サワークリーム、ほのかに貝殻、石灰のようなミネラル香等が徐々に感じられます。
味わいのアタックは中程度で、瑞々しいフレッシュな果実味と心地良いコクを感じる引き締まった伸びやかな酸味が口中に広がり、少々のほろ苦さとアルコール感、しっかりとしたミネラリーなニュアンスを含んだ、清々しい葡萄のピュアな風味を余韻に向けて残す。
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ワイン名の「ラ・カナリア」とは、「ならず者」という意味らしいですが、これは「ペコリーノ」という品種の栽培の難しさから由来しているようですね。
アルコール度数は意外と高めなんですが、味わい自体は、「ならず者」とは真逆(笑)の、生き生きとした果実感、凛とした酸とミネラルが一体となった「クリーン」な味わいが印象的な一本でした。(^^♪
★HP 82pt