今回は…2010年創業のウンブリア州のカンティーナ、「レ・チマーテ」の“モンテファルコ・ロッソ/レ・チマーテ”2021年VT…をいただきました。(^^♪
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【レ・チマーテとは?/サイトより引用】
レ・チマーテは2010年、弱冠36才のパオロ氏が「世界一のワインを造りたい」という想いを胸に設立しました。1954年に祖父が栽培を始めた葡萄畑をしだいに広げていき、現在では28ヘクタールの葡萄畑と30ヘクタール8,000本のオリーブ畑を所有しています。祖父はスポレティーノのワイン生産組合の会長を長年務めた人物、また父は電気自動車機器製造メーカーを興した大資産家という家系に生まれたパオロ氏は、豊富な資金とワイン造りに対する自らの探究心を武器に、一代でカンティーナを築き上げた辣腕のワイナリー経営者です。現に彼は、土着品種であるサグランティーノと国際品種カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした“スーパーウンブリア”という新しいジャンルを築き上げました。また、いわゆるトレッビアーノとは遺伝子上異なるトレッビアーノ・スポレティーノという固有の品種も栽培しています。野心的とも呼べるレ・チマーテのワイン造りは、ますます進化していくことでしょう。
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■ヴィンテージ/2021年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ウンブリア州、ペルージャ、モンテファルコ
■生産者/レ・チマーテ
■原産地名称/D.O.C.モンテファルコ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ(60%)、サグランティーノ(20%)、タナ(10%)、レフォスコ(10%)
■ALC/15%
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艶のある外観。色調はエッジ部分が紫がかった濃いラズベリーレッド。粘性は豊かで凝縮感やアルコール度数の高さが伺えます。
香りのトップノーズは、ブラックベリー、チェリー、干しプラム、カシス、プルーンの果実香が主体。徐々に牡丹、スミレ、シダ、メントール、甘草、黒胡椒、ドライハーブ、シナモン、杉、コーヒー、生肉、血液、トリュフ、ゼラニウム、樽由来のロースト香等が感じられます。
味わいのアタックはボリューミーで、ドライなニュアンスを含んだまろやかな果実味と心地良いコクを感じる締りのある伸びやかな酸味から、しっかりとした骨太なタンニンのフレーヴァーが広がり、少々のビター、ミネラル伴った葡萄の濃縮された旨味が余韻に向けて持続。
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サンジョヴェーゼ主体で、サグランティーノ、タナ、レフォスコ…このセパージュは当然お初です。(笑)
何でしょう?…タンニンの存在感とアルコール度数の高さから、最初はパワフルな印象を受けますが、飲み進めていくと、奥にサンジョヴェーゼ特有の優美さがしっかりと感じられます。
赤系果実と黒系果実が程良く融合したかのようなエレガントかつパワフルな味わいのVINO ROSSO…と言えそうですね。(^^♪
★HP 82+pt