伊・トスカーナ州の名門「フレスコバルディ家」と米・カリフォルニア州の巨人「ロバート・モンダヴィ」のジョイント・ベンチャーとして創業した「テヌータ・ルーチェ」。
今回は…そのフラッグ・シップである「ルーチェ」のセカンドワイン、“ルチェンテ”の2020年VT…をいただきました。(^^♪
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【テヌータ・ルーチェとは?/サイトより引用】
テヌータ・ルーチェは、1995年に、ヴィットリオ・フレスコバルディとロバート・モンダヴィという、ワインへの情熱と卓越したワイン醸造の技術を持った、20世紀を代表する2人のワイン醸造家によって創設されたワイナリーです。 ヴィットリオの息子、ランベルト・フレスコバルディは、父とモンダヴィが持っていた高い志と成功への確信を引き継ぎ、これを、未来へと推進する栄誉を担っています。現在、このワイナリーは、マルケージ・フレスコバルディのホールディング・カンパニー、テヌーテ・ディ・トスカーナの所有となっています。 2018年5月より、正式生産者名が「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」から、「テヌータ・ルーチェ」に変更されています。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、モンタルチーノ
■生産者/テヌータ・ルーチェ
■原産地名称/I.G.T.トスカーナ
■セパージュ/メルロ、サンジョヴェーゼ
■ALC/14%
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艶のある外観。色調はエッジ部分がほのかに赤紫がかった濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かで、濃縮度の高さが伺えます。
香りのトップノーズは、ブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、プルーンの果実香が主体で、牡丹、スミレ、ゼラニウム、ドライハーブ、紅茶、黒オリーブ、シダ、タバコの草、土や丁子、甘草、ナツメグ、シナモン、ビターアーモンド、キャラメル、コーヒー、生肉、鉄分、ヨード、樽由来のロースト香等、複雑な芳香が徐々に感じられます。
味わいは、少々のビターなニュアンスを含んだ口当たりソフトでまろやかな果実味と伸びのある綺麗な酸味がバランス良く調和した、適度なボリューム感を伴なったエレガントなフレーヴァーがアタックから広がり、緻密で滑らかなタンニンに絶妙な塩梅のスパイス、ミネラル、アルコール感が溶け込んだ、凝縮されたコク深い葡萄の旨味を余韻に向けて残す。
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実は今回、抜栓直後ちょいと酸の強度が気になったので、ホント久しぶりの抜栓2日後にいただいた感想になります。(笑)
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あくまでも「セカンド」という位置付けの「ルチェンテ」ですが、ヴィンテージによって多少の変化はあるものの、やはり「ルーチェ」にはない? とても“フレンドリー”な味わいが最大の持ち味ですね。
2020年VTも、果実味・酸味・渋味が三味一体となった、味わい深いVINO ROSSOでした。(^^♪
★HP 84+pt