フィサン/レ・クロ(2020) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は…仏・ブルゴーニュ、ニュイ・サンジョルジュに居を構える「ラ・メゾン・ロマネ」の“フィサン/レ・クロ”2020年VT…をいただきました。(^^♪

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【ラ・メゾン・ロマネとは?/サイトより引用】
当主のオロンス・デ・ベレールは仏のワイン専門誌「レヴュー・ド・ヴァン・フランス」の記者としてフランス各地のワインを試飲し、評価してきた人物。記者として活躍するが、ワイン造りの夢を諦めきれず、ボーヌの醸造学校に入学。醸造学とワイナリー経営のディプロマを取得し、2004年にヴォーヌ・ロマネで最も古い建物の1つメゾン・ロマネを購入、念願のワイン造りをスタート。
初ヴィンテージは2005年で徐々に生産量を増やしていった。その後、醸造所をニュイ・サン・ジョルジュへ移転。
「私は世界一のワインを造ろうとは思っていない。私の興味は、私のワインが感動を呼び起こすこと」と自らのワインを公言し、太陽の様な華やかさを持ち、ピュアでフレッシュな果実味に魅了されるワインを造り続けている。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/フランス
■生産地/ブルゴーニュ、ニュイ・サンジョルジュ
■生産者/ラ・メゾン・ロマネ
■原産地名称/A.O.C.フィサン
■セパージュ/ピノ・ノワール(100%)
■ALC/12.5%


艶のある外観。色調はエッジ部分が赤紫がかった非常に濃いラズベリーレッド。粘性は強く、濃縮感が伺える。
香りのトップノーズは、ブルーベリー、ラズベリー、チェリー、干しプラム、カシス、牡丹、スミレ、野バラの果実と有色花の芳香が主体、徐々にドライハーブ、紅茶、シダ、腐葉土や甘草、シナモン、ナツメグ、なめし皮、鉄分、木樽由来のほのかなココナッツ、ヴァニラ等、複雑性の高い芳香が感じられる。
味わいは、ビターなニュアンスを含んだフルーティーな果実味と締りのある伸びやかな酸味に、質感キメ細やかで口当たりシルキーなタンニンが絶妙に溶け込んだ、心地良いコクを感じるエレガントなフレーヴァーがアタックから口中いっぱいに広がり、少々のスパイスかつミネラリーな風味を含んだ、凝縮された葡萄の深みのある旨味が余韻に向けて長く持続。

まずは、ピノ・ノワールとは思えないほどの濃厚な色合いにビックリ…そして、2020年VTとは思えない落ち着きのあるテイストにまたまたビックリ。(笑)
これが「フィサン・ピノ」の底力?、赤系と黒系果実のニュアンスが何層にも重なって感じられる、優雅さと力強さを兼備した秀逸な一本でした。(^^♪
HP 85+pt


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