〈橙〉K21FY_DD/共栄堂(2021) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

2021年ヴィンテージから牧丘町室伏の自社ワイナリーで醸造を開始した元四恩醸造の小林剛士氏の新たなプロジェクトである共栄堂ワイン。
今回は…“K21FY_DD”(共栄堂2021年製造、冬リリースの橙)…をいただきました。(^^♪
ちなみに毎年変わるエチケット、2021年は「印章」で、『行政書類がデジタル化して「押印」が減る中、あえて伝統技術を』…ということらしく、描かれているのは「胡蝶の夢」(夢か現実かはっきりわからないさま。 人の世が儚いこと、人生が儚いことの例え)。

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【共栄堂とは?/サイトより引用】
四恩醸造の醸造・販売責任者だった小林剛士氏が独立して立ち上げた共栄堂。
四恩醸造の時と同じように「ナチュールワインを普段の生活の一部に、普段飲みできるテーブルワインとして楽しんでいただきたい!」という思いのもと造られており、ナチュールワインファンの間では既に評価の高いワインとなっている。
当初、山梨市牧丘にある三養醸造を間借りして醸造していたが、2021年6月に「室伏ワイナリー」として自社での醸造を開始。
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■ヴィンテージ/2021年
■種類/橙
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/山梨県山梨市牧丘町室伏
■生産者/共栄堂(室伏ワイナリー)
■セパージュ/甲州(100%)
■ALC/11.5%
■購入価格/1,870円

輝きのある外観。色調はほのかにオレンジがかった薄濁りのある麦藁色。粘性は中庸。
香りのトップノーズは、柑橘類、リンゴ、花梨、白桃の果実香が主体で、白い花、菩提樹、スイカズラ、ドライハーブや丁子、白胡椒、ミルク、パン・ドゥ・ミ、貝殻、石灰のようなミネラル香等、フレッシュ感のある心地良いアロマティックな芳香が徐々に感じられる。
味わいのアタックはやや軽めで、ほのかな微発泡感を伴なったまろやかな果実味と心地良いコクを感じる締りのある爽やかな酸味が広がり、中盤から余韻に向けては、それらのニュアンスに少々のビターかつスパイシーなテイストがコクを付与、しっかりとしたミネラリーな風味も溶け込んで、広がりと深みのあるフレーヴァーを残す。

軽快でスマートなストラクチャーと思いきや、飲み進めていくとアフターテイストにしっかりとしたコク深い葡萄の旨味が広がります。
繊細さだけではなく、大胆な一面も感じられる、なかなか秀逸な一本でした。(^^♪
HP 83pt


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