ラ・キャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナーク(2010) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

メドック格付け1級に君臨する「シャトー・ムートン・ロートシルト」。
今回は…そのムートンを擁する「バロン・ド・フィリップ社」が南仏の協同組合とタッグを組み新しくスタートさせたジョイントベンチャー、「ドメーヌ・ド・バロナーク」の“ラ・キャピテール・デュ・ドメーヌ・ド・バロナーク”2010年VT…をいただきました。

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【ドメーヌ・ド・バロナークとは?/サイトより引用】
シャトー・ムートン・ロートシルトの「バロン・ド・フィリップ社」が、アメリカのオーパス・ワン、チリのアルマヴィヴァに引き続き、ジョイント・ヴェンチャー第3弾として南仏の協同組合である「シュール・ダルグ社」とタッグを組んで誕生したドメーヌ・ド・バロナーク(2003年からは、バロン・フィリップ社単独所有)。
「フュージョン(融合)」をコンセプトとしており、造り手、テロワール、さらに様々な葡萄品種(カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルローのボルドー産3品種とグルナッシュ、シラー、マルベックの南フランス産3品種)の融合をワインの中に見事に反映させている。
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■ヴィンテージ/2010年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■農法/
■生産国/フランス
■生産地/ラングドック・ルーション、リムー
■生産者/ドメーヌ・ド・バロナーク
■原産地名称/A.O.C.リム―
■セパージュ/メルロー、カベルネ・フラン、シラー
■ALC/14.5%

艶のある外観。色調は黒みを帯びた非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は強く、成熟度やアルコール度数の高さが伺える。
香りの第一印象は、ブラックベリー、ブラックチェリー、プラム、カシスの果実香が主体で、徐々に牡丹、スミレ、甘草、シダ、針葉樹、メントールや腐葉土、黒胡椒、ナツメグ、丁子、ビターチョコ、コーヒー、木樽由来のロースト香等、複雑な芳香が感じられる
味わいのアタックはやや強めで、心地良いドライな風味を含んだまろやかな果実味としっかりとしたコクを感じる滑らかな酸味から、口当たりビロードのような熟れたタンニンが絶妙に溶け込んだ、エレガントなフレーヴァーが持続。アフターには程良いスパイス、ビター、ミネラリーなニュアンスを伴った葡萄の成熟したコク深いテイストを残す。

3年程前に2013年VTをいただいているのですが、その時は底知れぬポテンシャルの高さはうかがえたものの、まだまだ若さを感じた記憶があります。
今回の2010年VTは、程良く熟れたストラクチャーとテイスティーな質感、なかなかのフィネス感じる出来栄えでしたが、何よりもボルドー、カリフォルニアとは一線を画した、洗練さと素朴さを兼ね備えた、どこかフレンドリーな飲み応えのある一本でした。(^^♪

追記…あくまでも私見ですが…これ、かなりの高コスパ!な気がしますわ。 Σ(・□・;)
HP 87pt


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