「極月」も早半ば、「嗚呼“光陰流水”」などど思いにふける昨今ですはありますが(苦笑)…。
今回は…「新樽200%」で名高い、ブルゴーニュを代表する造り手「ドミニク・ローラン」が、収穫・醸造・瓶詰に至るまで携わった“ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー”2023年VT…をいただきました。(^^♪
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【ドミニク・ローランとは?/サイトより引用】
菓子職人だったドミニック・ローラン氏が、ワインのネゴシアンとして【ドミニク・ローラン】を立ち上げたのは、1989年のこと。当初は事務所もなく、ガレージからスタートしたそうです。
2006年からは自社畑も所有するようになりましたが、本業はネゴシアン。出来上がったワインを買取り、独自で熟成をさせてから瓶詰めを行います。買い取るワインには「老木から取れたブドウを手摘みで収穫し、色やフルーティさを残すため、破砕せずに醸造したもの」といった絶対的な条件があります。
ネゴシアンとしての歴史は短いですが、その厳格な選定基準により、高品質なワインを世に送り出していることで、年々評価を高めてきています。
そして、もう一つ有名なのが、このドメーヌが始めた“新樽200%”という熟成方法です。これは、樽で買い付けたワインをすぐに新樽に移し変え、約半年後にもう一度新樽に移し変える方法で、ワイン雑誌「ワインスペクテーター」に取り上げられたことから、一気に注目されるようになりました。
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■ヴィンテージ/2023年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■農法/有機農法
■栽培/自然栽培
■生産国/フランス
■生産地/ブルゴーニュ、ボージョレ
■生産者/ドミニク・ローラン
■原産地名称/A.O.C.ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
■セパージュ/ガメイ(100%)
■ALC/13%
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色調は輝きのある紫がかった濃いラズベリーレッド。粘性はやや強い。
香りはラズベリー、チェリー、イチゴの果実香にバラ、スミレ、ゼラニウムやローリエ、甘草、丁子、ナツメグ、ほのかに心地良い木樽のニュアンス等が感じられます。
味わいは口当たりソフトでまろやかな果実味と程良いコクを感じる滑らかな酸味から、口当たりスムーズなタンニンのしなやかなフレーヴァーが広がり、余韻に向けて心地良いビターなニュアンスを含んだ葡萄のピュアな旨味を残す。
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葡萄の生き生きとした質感に樽の心地良い風味が絶妙に溶け込んだ、新鮮さの中に奥行きあるテイスト感じる、通常のヌーヴォーとはひと味違った一本に2023年も仕上がっています。
流石、「樽の魔術師」が手掛けたヌーヴォーですな~。(^^♪
ちなみに…解禁日から1か月強経過、今年も幸運なことに古今東西 様々な造り手の新酒をいただきましたが、やはり全体的にお味が濃いめになった?印象を強く受けました。やはり温暖化の影響何でしょうかね? 今後に向けてとても気になるところです。
☆HP 80pt