北のぼぼ(2014) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は…栃木県足利市にある「ココ・ファーム・ワイナリー」の発展に尽力し、現在は取締役であると同時に北海道・岩見沢に「10R(トアール)ワイナリー」という受託醸造所を設立。日本のワイン業界に多大な貢献をし続けている「ブルース・ガットラヴ」氏が原酒を醸造、「ココ・ファーム・ワイナリー」にて造り上げたスパークリングワイン、“北のぼぼ”2014年VT…をいただきました。
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【ココ・ファーム・ワイナリーとは?/サイトより引用】
ココ・ファーム・ワイナリーは栃木県足利市のワイナリーです。1950年代から当時の特殊学級の少年たちが足利市田島町の急斜面の山を開墾し、葡萄畑をつくり始めたのが「こころみ学園」とワイン造りの原点となります。
ココ・ファーム・ワイナリーの自家製ワインは、すべて「日本ワイン」です。「こころみ学園」の葡萄の他、北海道、山形、長野、山梨、埼玉、そして栃木などの日本各地の契約栽培農家さんたちの、それぞれの土地に適したお得意の葡萄生産を依頼しています。
自家畑では化学肥料や除草剤を一切使用せず、醸造場での醗酵も天然の野生酵母や野生乳酸菌が中心。
「こんなワインになりたい」という葡萄の声に耳を澄ませ、その持ち味を生かすことを大切にしています。
【10R(トアール)ワイナリーとは?/サイトより引用】
10R(トアール)はカスタムクラッシュワイナリー(受託醸造所)です。
北海道産の葡萄だけを原料に、高品質のワイン造りを目指しています。
カスタムクラッシュは欧米では一般的ですが、日本ではまだなじみが薄いかもしれません。
地域のブドウ農家の皆さんが高品質のブドウを栽培し、それを他所にはないワインへと創り上げていくお手伝いをすることを通じて、ワイン産地としての北海道の潜在能力を最大限に引きだすことが私たちの目標です。
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■ヴィンテージ/2014年
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット
■生産国/日本
■生産地/栃木県足利市
■生産者/ココ・ファーム・ワイナリー
■セパージュ/北海道余市産ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ
■ALC/12%

色調は輝きのあるほのかにグリーンがかった淡い黄金色。気泡は細やかで、ゆっくりと液面に上昇してきます。
香りは柑橘類、熟したリンゴ、花梨、洋梨の果実香にアカシア、菩提樹、ドライハーブ、ローストしたアーモンド、蜂蜜、トースト、生姜、白胡椒、貝殻、火打石、石灰のようなミネラル香やイースト香等が感じられます。
味わいはドライなニュアンスを含んだまろやかな果実味と深みのある伸びやかな酸味から、心地良い泡のクリーミーなフレーヴァーが広がり、しっかりとしたコクと広がりを感じる複雑性の高い風味を余韻に向けて残す。

長期熟成による奥深さと広がりのある質感が印象的ですが、何よりもベースワインのクオリティの高さはもちろんのこと、とても丁寧造り上げた感がダイレクトで伝わる、リッチかつエレガントなスパークリングワインでした。(^^♪
HP 82+pt


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