多くの批評家よりグラン・クリュのトップクラス並みと賞賛される「シャトー・ソシアンド・マレ」。
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今回は…創設者である故ジャン・ゴトロー氏が、このシャトーを入手して新しく設立した50周年の記念ビンテージであると同時に、氏の最後の作品となった限定「黒ラベル」、“シャトー・ソシアンド・マレ”2018年VT…をいただきました。
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【シャトー・ソシアンド・マレとは?/サイトより引用】
シャトー・ソシアンド・マレは、ボルドー、ポイヤックから北へ約10km進んだサン・スラン・ド・カドゥルヌの町にあります。文献では1633年から存在していたことが確認できる歴史の長いシャトーですが、1969年にジャン・ゴトロー氏が購入し飛躍的に品質が向上しました。
創設者のジャン・ゴトロー氏は2019年に亡くなられ、現在は一人娘のシルヴィ女史が継承。
昔ながらの製法を守り、骨格のしっかりとした、それでいて非常にエレガントなワインを造り続けており、世界中のコアなファンが多い造り手として名を馳せています。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、オー・メドック、サン・スラン・ド・カドゥルヌ
■生産者/シャトー・ソシアンド・マレ2018
■格付/クリュ・ブルジョワ
■原産地名称/A.O.P.オー・メドック
■セパージュ/メルロー(66%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(30%)、カベルネ・フラン(4%)
■ALC/14.5%
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色調は艶のある黒みを帯びた非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は豊か。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、カシス、干しプラムの果実香に牡丹、バラ、シダ、メントール、針葉樹や甘草、カカオ、黒胡椒、インク、コーヒー、チョコレート、木樽由来のスモーキーなニュアンス等が感じられます。
味わいは口当たりソフトでまろやかな果実味としっかりとしたコクを感じる滑らかな酸味に、程良い厚みのシルキーなタンニンのフレーヴァーが絶妙に溶け込んだ、エレガントなテイストがアタックから口中いっぱいに広がり、キメ細やかなビターかつスパイシーな風味を含んだ、果実の凝縮感のある上品な旨味が余韻として長く持続。
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豪華絢爛なボルドーのシャトーに隠れながらも真の実力を備えたシャトーとして評価されてきた「ソシアンド・マレ」。
創設者である「ジャン・ゴトロー」氏が手掛けた最後のヴィンテージであると同時に、創設から50周年となる記念すべき2018年VTの名に恥じぬ、重厚感あるしっかりとした骨格を持ちながらも、洗練された優美なテクスチャーがアタックからフィニッシュまで感じられる逸品。
格付けシャトーに匹敵する品質と評価されるのも納得の一本でした。(^^♪
☆HP 85pt