ニュージランド北島のホークス・ベイに本拠を置く「モアナ・パーク・エステート」。
今回は、ホークス・ベイの中でも上質なワインを生み出すと言われるギムレット・ロードの葡萄を使用して造られた“モアナ・パーク・エステート/ギムレット・ロード・シラー”2019年VTをいただきました。
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【モアナ・パーク・エステートとは?/サイトより引用】
1979年からマトゥア・ヴァレー、セークレッド・ヒル、ミッション・エステートなどに葡萄を提供していたが、2000年から自社ラベルでのワインを造っている。スーパー・マーケットでも買える入門レベルのワインから、“シンフォニー”と名付けられたプレミアム・ワインまで、幅広く産出しており、各ワインアウォードで賞を取るにつれてその名声も知れ渡ってきている。特に、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランの評価は高い。
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■ヴィンテージ/2019年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■認証/ニュージーランド・ベジタリアン・ソサエティ、サステイナブル・ワイングローイング・ニュージーランド
■生産国/ニュージーランド
■生産地/ホークス・ベイ、プケタプ
■生産者/モアナ・パーク・エステート
■セパージュ/シラー(100%)
■ALC/13%
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色調は艶のあるほのかに紫がかった濃いラズベリーレッド。粘性はやや強め。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、カシスの果実香に牡丹、野バラ、針葉樹、シダ、メントールやドライハーブ、甘草、丁子、黒胡椒、木樽由来のスモーキーな芳香が感じられます。
味わいは少々のドライなニュアンスを含んだフレッシュかつフルーティーな果実味と程良いコクを感じる締りのある酸味から、口当たりしなやかなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻にはビターかつミネラリーなテイストを伴ったスパイシーな風味を残す。
☆
ニュージーランド国内で栽培面積が増え、近年注目を集めている品種「シラー」。
豪・シラーズや南仏・シラーとはまたひと味違った、スマートなコクと広がりを感じる果実の旨味と酸に、シラー特有のスパイシーなニュアンスが溶け込んだ、口当たり滑らかでエレガントな味わいの一本でした。
☆HP 80+pt