レ・ペルゴーレ・トルテ(2009) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

イタリアを代表する葡萄品種「サンジョヴェーゼ」。
今回は、その「サンジョヴェーゼ」の神髄を追及し、I.G.T.トスカーナのワインを造り続けている、トスカーナ州の最高峰生産者として名高い“モンテヴェルティーネ”が、優良年のみリリースする「サンジョヴェーゼ100%」の最上級キュヴェ、“レ・ペルゴーレ・トルテ”2009年VTをいただきました。

 

 

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【モンテヴェルティーネとは?/サイトより引用】
モンテヴェルティーネは、キアンティ丘陵地帯の中心で、マネッティ家が営む家族経営のワイナリーです。1967年に鉄鋼業を営んでいた先代のセルジオ・マネッティが、休暇を過ごすための別荘としてこの地に2haの土地を購入したことからワイナリーの歴史が始まります。ワイン造りにのめり込んだセルジオは、ほどなくして本業を辞め、古い友人であった伝説的エノロゴ、ジュリオ・ガンベッリをコンサルタントに招き、本格的にワインビジネスに専念することになります。
 当初はキアンティ・クラッシコの規定に沿ったワイン造りをしていたモンテヴェルティーネですが、枠にとらわれずサンジョヴェーゼ本来の魅力を純粋に表現するために、1984年代初頭にあえて D.O.C.G.を脱退。自分たちの信念に基づいたワイン造りに注力することを選択。法律が変わり、キアンティ・クラッシコを名乗ることができるようになってからもIGTを継続しています。セルジオが2000年に他界してからは、息子であるマルティーノが醸造家のパオロ・サルヴィとともにワイナリーを守っています。
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■ヴィンテージ/2009年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、ラッダ・イン・キャンティ
■生産者/モンテヴェルティーネ
■原産地名称/I.G.T.トスカーナ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ(100%)
■ALC/13%

色調は艶のあるエッジ部分がほのかにオレンジ色を帯びたやや濃いラズベリーレッド。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ラズベリー、チェリー、干しプラム、カシスの果実香に牡丹、スミレ、シダ紅茶やドライハーブ、シナモン、ナツメグ、丁子、バルサミコ、黒胡椒、なめし皮、木樽由来と思われるタバコ、ローストしたアーモンド等、複雑な芳香が感じられます。
味わいはソフトでまろやかな果実味と締りのあるしなやかな酸味に、キメ細やかで口当たりシルキーな落ち着きのあるタンニンのフレーヴァーが溶け込んだ、洗練されたエレガントなテイストがアタックから口中いっぱいに広がり、ほのかなビター&ミネラル感含んだ、凝縮された果実の洗練された旨味が余韻として長く持続。

とても上品で優雅なストラクチャー感じる、ヴェルヴェットのような舌触りと複雑味のある長い余韻が堪能できる逸品!…間違いなく、評判通りの「レベチなサンジョヴェーゼ」でございました。(笑)
ちなみに「レ・ペルゴーレ・トルテ」、ヴィンテージ毎に変わる、美しい女性が描かれたスタイリッシュなエチケットが印象的。個人的に今回いただいた2009年が一番のお気に入りで、購入する際はそれが一番のポイントだったと記憶しています。懐かし~い(笑)。
余談ですが…十数年前に購入した時、お値段は確か¥7,000台。今現在はというと…バックヴィンテージはもちろんのこと、最新ヴィンテージもなかなかの凄いお値段になっているんですね~(汗)。嗚呼あの当時、もっと買っとけば良かったわ(大笑)。
HP 87pt

 

 


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