〈橙〉K18bAK_DD/共栄堂(2018) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、元四恩醸造の醸造・販売責任者として活躍された小林剛士氏が独立し、山梨市牧丘の三養醸造の設備を使い造り上げた“〈橙〉K18bAK_DD/共栄堂”の2018年VTをいただきました。
 

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【共栄堂とは?/サイトより引用】
共栄堂という名前は、小林の実家が営む「よろず屋」の屋号。「共に栄える」という文字に込められた理念は、葡萄栽培・ワイン醸造をすることで、山梨の農業全体の下支えをしたいという小林の思いと通底しています。共栄堂が企画したワインの商品名は記号や数字の配列で表記されておりますが、これは文字から得られる固定概念を一旦外して、自由にワインを楽しんでほしいという思いが込められています。山梨市・甲州市の自社畑のほか、山梨にある6軒のブドウ生産者から造られています。
ワインの名称は…Kが共栄堂または小林剛士、数字が醸造年を表し、FY(冬)・HR(春)・NT(夏)・AK(秋)が季節、 そしてワインの色がSR(白)・AK(赤)・DD(橙)・RZ(ロゼ)、00(プロトタイプ)となっており、エチケットも毎年変えていくようで、2018年は版画家おさのなおこ女史の「二人の人魚」が描かれています。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/山梨県山梨市牧丘町
■生産者/共栄堂(三養醸造)
■セパージュ/甲州(100%)
■ALC/10.5%

色調は光沢のある淡い橙色。粘性は中庸。
香りは柑橘類、青リンゴ、桃、梅の果実香にアカシア、菩提樹、丁子、ドライハーブ、オレンジピールや炒ったナッツ、火打石、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいはドライなニュアンスを含んだフレッシュな果実味としなやかで優しい酸味の広がりから、ビターかつミネラリーなテイストが調和した、心地良いコクを感じるキメ細やかで瑞々しい風味を余韻に残す。

四恩醸造時代からそうですが、小林剛士氏が手掛けたワイン、常に葡萄が持つピュアな旨味を感じます。
ホームページにアクセスすると…まず目にするのは「あなたのテーブルワインはここに…」という文言…リリース後即完売になっちゃうのは玉に瑕?ですが、飲み手にとってお値段はもちろんのこと、毎日でもいただきたい優しさに満ち溢れた味わいを堪能できる一本でした。
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