ドメーヌ・ド・モンブルジョー/ヴァン・ブラン・レトワール(2014) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、仏・ジュラ地方レトワールの伝統的な造りに拘る造り手「ドメーヌ・ド・モンブルジョー」の“ドメーヌ・ド・モンブルジョー/ヴァン・ブラン・レトワール”2014年VTをいただきました。

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【ドメーヌ・ド・モンブルジョーとは?/サイトより引用】
ジュラ地方にあるレトワールは、1937年に原産地呼称に認定された小さな地区。レトワールとは星の意味で、同名の村を5つの丘が囲み星形になっていること、そしてブ葡萄畑から見つかる星形のウミユリの化石に由来しています。ドメーヌ・ド・モンブルジョーはこの地で1世紀近くワイン造りに携わってきました。
モンブルジョーは、1920年に現当主の祖父ヴィクトール・グロにより設立されました。1986年に2代目ジャン・グロの4人姉妹の次女ニコル・ドゥリオが引き継ぎ、ワイナリーの機材を刷新、畑も拡大。現在の畑面積は8ヘクタールで、粘土石灰質土壌の畑にシャルドネとサヴァニャン、少量のトルソーとプルサールが植えられています。
クレマンとヴァン・ド・パイユを除き、ワインはこの土地のミネラルとエレガンスが特徴の酸化熟成タイプ。その造りはウイヤージュ(補糖))をしないあくまで伝統的なスタイル。白ワインを熟成させる樽の中のワインの表面には、フロール(産膜酵母))と呼ばれる白い膜が出来、ワインの劣化を防ぐとともにこの地方独特の風味が生まれます。
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■ヴィンテージ/2014年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/フランス
■生産地/ジュラ・サヴォワ地方、レトワール
■生産者/ドメーヌ・ド・モンブルジョー
■原産地名称/A.O.C.レトワール
■セパージュ/シャルドネ(100%)
■ALC/13%

色調は光沢のあるグリーンがかった淡い黄金色。粘性は豊か。
香りは柑橘類、黄桃、花梨、干し杏子の果実香に白い花、ユーカリ、丁子、白胡椒、ドライハーブ、ヘーゼルナッツ、蜂蜜、貝殻、火打石、石灰のようなミネラル香や樽由来のスモーキーなニュアンス等、複雑で香ばしい芳香が感じられます。
味わいは少々のドライなニュアンスを含んだ膨らみのあるまろやかな果実味としっかりとしたコクを感じる伸びやかな酸味に、心地良いミネラル感と柑橘系のほろ苦いフレーヴァーが調和した、奥行きと広がり感じるエレガントなテイストがアタックからフィニッシュまで続く。

レトワールの伝統的なスタイルから生み出された、産膜酵母由来の複雑性の高い芳香と風味、独特の世界観感じる秀逸なレトワール産シャルドネ。
どんなお料理とペアリング?と言うよりも…単体でじっくりといただきたい奥深い味わいの一本でした。
HP 84+pt

 


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