今回は、仏国内の多くのレストランで提供されているだけではなく、あの世界の歌姫「マドンナ」も愛飲した、1838年創業の老舗メゾン「シャンパーニュ・ドゥーツ」のスタンダード・キュヴェ、“シャンパーニュ・ドゥーツ/ブラン・ド・ブラン”の2011年VTをいただきました。
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【シャンパーニュ・ドゥーツとは?/サイトより引用】
1838年にウィリアム・ドゥーツとピエール・ユベール・ゲルテルマンの二人によりシャンパーニュ地方はアイ村に創立されました。1860年後半より2代目ルネ・ドゥーツとアルフレッド・ゲルデルマンにより海外マーケットへ進出し、イギリス、ドイツ、ロシアへと販路をひろげていきました。1993年まで家族経営を続けてきましたが、その後はルイ・ロデレールの傘下に入りました。ロデレールが1996年に送り込んだCEOのファブリス・ロセ氏は積極的な設備投資を行い、ドゥーツの品質の高さをさらに向上させました。ドゥーツ社は、格式ある【Association of Grandes Marques】の最古のメンバーの一つですが、確固とした独自のスタイル-調和された完璧なフィネスと複雑味-を持つシャンパンハウスです。
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https://www.champagne-deutz.com/fr/intro/0
■ヴィンテージ/2011年
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット
■生産国/フランス
■生産地/シャンパーニュ、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、アイ村
■生産者/シャンパーニュ・ドゥーツ
■原産地名称/A.O.C.シャンパーニュ
■セパージュ/シャルドネ(100%)
■ALC/12%
色調は輝きのあるほのかにグリーンがかった淡い黄金色。気泡はキメ細やかで、ゆっくりと液面に立ち昇ってきます。
香りは柑橘類、洋梨、花梨、白桃、リンゴの果実香にユリ、カモミール、菩提樹、スイカズラやブリオッシュ、トースト、蜂蜜、白胡椒、炒ったナッツ、貝殻、石灰のようなミネラル香等が調和した複雑性の高い上品な芳香が感じられます。
味わいはフレッシュながらも奥深いコクを感じるまろやかな果実味と染み込むような伸びやかでクリーンな酸味に、舌触り緻密でクリーミーな泡のドライなフレーヴァーが溶け込んだ優美なテイストが広がり、
余韻に向けては心地良いビター感を伴なった、しっかりとしたミネラリーな風味が長く持続。
「ブラン・ド・ブラン」の特徴(魅力)は「酸の美しさ」とよく言われますが、文字通りのしなやかでエレガントな酸味を豊富なミネラル感が下支えした、ワンランク上のフィネス感じるストラクチャーを持ったシャンパーニュでした。
嗚呼、毎日飲みたい!(←無理っ!)笑。
☆HP 87pt