「ウスケボーイズ」の一人としても有名な城戸亜紀人氏が代表、醸造・栽培責任者を務める「Kidoワイナリー」。
今回は、“城戸プライベート・リザーブ/シャルドネ”2013年VTをいただきました。
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【Kidoワイナリーとは?/サイトより引用】
土地に根差したワインづくりに情熱を燃やす、若き栽培・醸造家が始めたワイナリー。
食に関するものづくりの原点は、生産者自身がつくりたい、食べたいと思うものをつくり、それを理解してくれる消費者に売っていくよう努力すること。
学生時代に桔梗ヶ原メルローによって国産ワインの魅力に気付かされ、林農園で醸造のキャリアを積んだ「城戸亜紀人」氏は、そんな思いから2004年にこの小さなワイナリーを家族3人で立ち上げました。
「いくら美味しいワインだとしても、その土地で採れた葡萄から造らなければ意義はない」。そう考える城戸氏は、高品質なメルローやシャルドネ、ピノ・ノワールなどを自社畑で育てようと、除草剤を使用せず、手間暇のかかる草生栽培で取り組んでいます。
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■ヴィンテージ/2013年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/長野県塩尻市桔梗ケ原
■生産者/Kidoワイナリー
■セパージュ/シャルドネ(100%)
■ALC/13.5%
色調は輝きのある黄金色がかった淡いイエロー。粘性はやや強い。
香りは柑橘類、花梨、洋梨、白桃、リンゴの果実香にアカシア、西洋サンザシ、ゼラニウムや甘草、アニス、蜂蜜、炒ったナッツ、トースト、バター、ほのかに木樽由来のヴァニラ香、石灰のようなミネラル香等、複雑性の高い芳香が感じられます。
味わいは口当たりソフトでまろやかな果実味としなやかで優しい酸味の広がりから、心地良い苦味とミネラル感を伴なった果実の凝縮感ある旨味たっぷりの緻密でエレガントなフレーヴァーが余韻として長く続く。
複雑味溢れる力強さと優雅さを兼備した、なかなか飲み応えあるシャルドネ。
欧米にも負けないクオリティの高さ、城戸氏のこだわりがしっかりと感じられる素晴らしい一本でございました。
☆HP 83pt