今回は、山梨県甲州市のワイナリー「塩山洋酒醸造」が甲州市を流れる重川沿いにある自社所有単一畑の甲州種100%使用して造り上げた、“ザルツベルク甲州”の2020年VTをいただきました。
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【塩山洋酒醸造株式会社とは?/サイトより引用】
1957年(昭和32年)、果実生産者組合を母体に設立されました。日本品種を第一に考え、欧州系品種は一切、栽培・醸造していないワイナリー。甲州種ワインは日本ワインコンクールにおいても連続受賞を続けています。日本品種で自社にしか出せないワイン造りを日々、研究し、より良いワイン造りを追求しています。
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■ヴィンテージ/2020年
■種類/白
■タイプ/中辛口
■生産国/日本
■生産地/山梨県甲州市塩山
■生産者/塩山洋酒醸造株式会社
■製法品質表示基準/日本ワイン
■地理的表示/G.I.Yamanashi
■セパージュ/甲州(100%)
■ALC/11.5%
色調は輝きのあるグリーンがかった澄んだレモンイエロー。粘性は弱めで、さらっとした印象。
香りは柑橘類、青リンゴ、和梨の果実香にアカシア、スイカズラ、菩提樹や丁子、貝殻、石灰のようなミネラル香等、全体的にニュートラルな芳香が感じられます。
味わいはフレッシュかつフルーティーな果実味とキレのあるキュートな酸味の広がりから、甲州特有のしっかりとした苦味が風味にさらなるコクを付与、余韻に向けてはミネラリーな瑞々しいニュアンスを残す。
甲州種のワイン、どちらかと言えば穏やかで優しい味わいをイメージしちゃいますが…今回いただいた“重川/甲州”、新鮮果実を丸かじりしたようなジューシーな果実感とキリッと引き締まった酸が下支えした、しっかりとした骨格を持った凛々しい味わいの一本でした。
塩山洋酒醸造の甲州、前にいただいた「ザルツベルク甲州」もそうでしたが、なかなか個性的な風味に造り上げられていますね。
☆HP 79+pt