ボスコ・デル・グリッロ/ゴヴェルノ・アッルーゾ・トスカーノ(2019) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回は、キャンティ地区協同組合、「ジオグラフィコ」がトスカーナ州伝統のゴヴェルノ製法で造り上げた“ボスコ・デル・グリッロ/ゴヴェルノ・アッルーゾ・トスカーノ”をいただきました。

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【ゴヴェルノ製法とは?/サイトより引用】
1400年頃から、キャンティをはじめこのエリアのワイン造りに用いられてきた伝統的な製法で、アマローネよりずっと歴史があります。干し葡萄状まで乾燥させ糖度の高くなった葡萄(又はそれを圧搾したマスト)を、すでに出来あがったワインに加え、再びゆっくりと発酵させます。それによりワインにより深い香り、骨格を与え、魅力的な味わいをもたらします。
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■ヴィンテージ/2019年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州
■生産者/ジオグラフィコ
■原産地名称/I.G.T.トスカーナ
■セパージュ/サンジョヴェーゼ(80%)、メルロー(10&)カベルネ・ソーヴィニヨン(5%)、コロリーノ(5%)
■ALC/13%

色調は輝きのあるエッジ部分が紫がかった濃いダークチェリーレッド。粘性は強め。
香りはブラックベリー、カシス、乾燥イチジクの果実香に牡丹、シダ、バラ、針葉樹やメントール、甘草、丁子、シナモン、木樽由来のヴァニラ香等が感じられます。
味わいは凝縮感を感じるまろやかな果実味と伸びやかで締りのある酸味から、心地良い厚みを伴った口当たりしなやかなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻にはしっかりとしたビターなニュアンスを残す。

「ゴヴェルノ製法」特有の豊かな果実感と骨太で引き締まった酸が下支えした、豊満まではいかないものの、なかなか細?マッチョ的な出来栄えのVINO ROSSOでした。
HP 79pt


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