1830年から続くヴォーヌ・ロマネの名門グロ一族の血を引くドメーヌのひとつである「ドメーヌ・ミッシェル・グロ」。
今回は、そのグロ家が100年以上受け継いできた単独所有畑(モノポール)「クロ・デ・レア」の“ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ/クロ・デ・レア”2011年VTをいただきました。
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【ドメーヌ・ミッシェル・グロとは?/サイトより引用】
ミシェル・グロは、ヴォーヌ・ロマネの名門、グロ家の血を引くドメーヌのひとつです。
グロ家は、1830年ニュイ・サン・ジョルジュ村近くショー村のアルフォンス・グロによって設立され、4代目のルイ・グロ氏が今日のヴォーヌ・ロマネの名門と呼ばれる、グロ・ファミリーの礎を築きました。
そして、5代目が伝説の醸造家として知られるジャン・グロ氏。彼はヴォーヌ・ロマネを代表する造り手の1人として知られており、彼の造るワインは、『これぞブルゴーニュ赤ワインの模範』であると一世を風靡しました。
1996年、ジャン・グロ氏が引退するのに伴い、ドメーヌの畑はミシェル氏(長男)、ベルナール氏(次男)、そしてアンヌ・フランソワーズら3人の子供に分割・譲渡されることとなります。
長男のミシェルはドメーヌの建物とモノポール「クロ・デ・レア」を始めとする畑を得て、グロ家の伝統の名に恥じぬ素晴しいワインを造り続けています。
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■ヴィンテージ/2011年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ブルゴーニュ、コート・ドール、コート・ド・ニュイ、ヴォーヌ・ロマネ
■生産者/ドメーヌ・ミッシェル・グロ
■原産地名称/A.O.C.ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ
■セパージュ/ピノ・ノワール(100%)
■ALC/13%
色調は輝きのあるやや明るいラズベリーレッド。粘性は中庸。
香りはラズベリー、ブルーベリー、チェリーの果実香に牡丹、バラ、スミレや甘草、丁子、シナモン、なめし皮、腐葉土、ほのかにムスクやスパイス、樽由来のロースト香等、華やかながらも複雑性のある芳香が感じられます。
味わいは芳醇でまろやかな果実味と流れるような優美な酸味をヴィロードのようなさらさらした滑らかなタンニンのフレーヴァーが包み込んだ、口当たりどこまでも柔らかく上品かつエレガントなテイストが広がり、余韻に向けては果実の旨味と程良いビター感がさらなるコクを付与した魅惑的なニュアンスが長く持続。
若々しさの中にもしっかりとした芯の強さと妖艶な大人?の顔が垣間見える、味わいのバランス加減が絶妙な出来栄え。これがグロ一族の帝王学なんでしょうか、とても丁寧に造り上げられた感がダイレクトに感じられるVIN ROUGEでした。
いやぁ~それにしても美しすぎる酸でした。(笑)
☆HP 87pt