ローマ・ロッソ/ポッジョ・レ・ヴォルピ(2018) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

3年連続『ルカマローニ』98点を獲得した、ポッジョ・レ・ヴォルピ社の“ローマ・ロッソ”2018年VTをいただきました。

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【ポッジョ・レ・ヴォルピとは?/サイトより引用】
ポッジョ・レ・ヴォルピ社は、創始者マンリオ・メルジェが1920年にワインとオリーブオイルの量り売り生産販売を開始したことがルーツとなっています。マンリオの大地への情熱は、まず息子のアルマンドへ、そして孫のフェリーチェへ受け継がれ、1996年にポッジョ・レ・ヴォルピ社が誕生しました。
アルマンドは、「誠実に働く人間の努力に報いてくれる土地で生産をしている」という信念のもと、モンテ・ポルツィオ・カトーネを生産拠点に、ローカルから全国へとワイナリーの規模を拡大していきました。そして、家族の伝統を継承する息子フェリーチェが1990年代初めに、国内外の最も興味深いワイン用ブドウを深く研究した後、醸造に革新的過程を導入。同社を率いる重要な存在として活躍するようになりました。現在は約40haの所有畑を有し、品質と生産レベルにおいて、ラツィオ州の最も興味深いワイナリーの一つへと成長を遂げました。フェリーチェは、伝統的でありながらモダンで多様性のあるワイン造りを進め、国内外の愛好家から高い評価を得ています。
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■ヴィンテージ/2018年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ラツィオ州
■生産者/ポッジョ・レ・ヴォルピ
■原産地名称/D.O.C.ローマ
■セパージュ/モンテプルチャーノ(50%)、シラー(30%)、チェザネーゼ(20%)
■ALC/14%

色調は光沢のある濃いダークチェリーレッド。粘性は強め。
香りはブラックベリー、ブラックチェリー、カシス、干しプラムの果実香に牡丹、バラ、シダ、針葉樹、メントールや甘草、ビターチョコ、黒胡椒、なめし皮、樽由来のスモーク、ヴァニラ香等が感じられます。
味わいは凝縮感のあるソフトでまろやかな果実味と伸びやかで優しい酸味から、骨太ながらも口当たりシルキーなタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻には程良いビターかつスパイシーなニュアンスを残す。

しっかりとした果実感とタンニンの力強さが織りなす、これぞ南イタリア的な熟れたリッチな味わいを抜栓直後から堪能できるVINO ROSSO。
「流石、ポッジョ・レ・ヴォルピ!」と言ったところでしょうか、どのアイテムも相変わらずハズレがありません。※もちろん超個人的な好みというのもありますが(笑)。

「Tutte le strade portano a Roma」(全ての道はローマに通ず)

古今東西ワイン造りの手法は多々あれど、結局は飲み手に美味しくいただいてもらうことが一番ですもんね。

今回は…何となくそんな故事を連想させてくれる一本でした。

☆ HP 81pt
 

 


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