1855年制定のメドック格付で第3級に選ばれた、仏・ボルドー・メドック地区のサンテステフ村にある“シャトー・カロン・セギュール”。
18世紀、五大シャトーのラフィットやラトゥールを所有していた“ニコラ・アレクサンドル・ド・セギュール侯爵”が「われラフィット・ラトゥールを造りしが、わが心はカロンにあり」という言葉を残したことはあまりにも有名です。
そんな訳で今回は、グレート・ヴィンテージと言われる2005年VTの“シャトー・カロン・セギュール”をいただきました。
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【シャトー・カロン・セギュールとは?/サイトより引用】
ボルドー、メドック格付け第3級、シャトー・カロン・セギュール。18世紀に、当時カロン・セギュールと共に、ラフィットやラトゥールを所有していたニコラ=アレクサンドル・ド・セギュール侯爵が「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり」と、その思いをハートのラベルに込めたことはあまりにも有名。ラベルはハートが描かれた愛らしいデザインながら、格付けシャトーの中で最もボルドーの伝統的で堅実なワイン造りを脈々と続けており、いつの時代も格付け以上の知名度と人気を誇っています。
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■ヴィンテージ/2005年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、メドック、サン・テステフ
■生産者/シャトー・カロン・セギュール
■格付/メドック格付3級
■原産地呼称/A.O.C サン・テステフ
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(60%)、メルロー(40%)
■ALC/13%
色調は深みのあるエッジ部分がオレンジ色を帯びた非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は豊かでねっとりとしており、このワインの成熟度合いが分かります。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、カシス、干しプラム、杏子等のコンポートされた果実香に牡丹、針葉樹、ピーマン、シダ、メントールや甘草、丁子、コーヒー、ビターチョコ、黒胡椒、樽由来のヴァニラ香等、複雑な芳香が感じられます。
味わいは濃縮感のあるまろやかな果実味と心地良いコクを感じるしなやかな酸味から、屈強な鎧を身に着けたかのような逞しさとほのかなスパイス感を含んだ口当たりスムースでエレガントなタンニンのフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けてそれらのニュアンスが高次元で調和した複雑性のある奥深く広がりのあるテイストが長く持続。
世紀のヴィンテージと言われている、2005年VTのボルドーワイン、葡萄の力強さとその生命力がヒシヒシ感じられる、パワフルながらも底知れぬ優しさを兼備した納得の味わいでした
当然のことではありますが、まだまだ元気溌剌!今後どう変貌していくのか楽しみではありますが…今いただいても上質なフィネス感じる至高の一本でした。
ちなみに、このワインを購入したのが確か10年程前、今の売価は当時の倍位になってるんですねぇ~(苦笑)。
ワインって「怖っ」! 笑
☆ HP 89pt ☆