今回は、スペイン西部のエストレマドゥーラ州に居を構えるワイナリー、「ルイス・トーレス」がカヴァとまったく同じ製法で、しかし敢えてD.O.カヴァの指定地域外の地元エストレマドゥーラ産のシャルドネを使用し造り上げた、ドザージュ・ゼロのスパニッシュ・スパークリングワインをいただきました。
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【ルイス・トーレスとは?/サイトより引用】
ルイス・トーレスは、ポルトガルとアンダルシア州に挟まれた、スペイン西部エストレマドゥーラ州に本拠地を置くワイナリー。
設備の近代化にいち早く着手し、また栽培にビオディナミのノウハウを取り入れるなど早くから地球環境を意識したワイン造りに取り組んできた、同州のリーディング・ワイナリー。その高品質・低価格のワインは世界五大陸で愛飲されています。
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■ヴィンテージ/N.V.(ノン・ヴィンテージ)
■種類/泡(白)
■タイプ/ブリュット・ナチュレ
■生産国/スペイン
■生産地/エストレマドゥーラ州
■生産者/ルイス・トーレス
■セパージュ/シャルドネ(100%)
■ALC/11.5%
色調は輝きのあるほのかにグリーンがかった淡いイエロー。気泡は細やかで、勢いよく液面に立ち昇ってきます。
香りは柑橘類、リンゴ、花梨の果実香にアカシア、菩提樹、スイカズラや甘草、ハーブ、焼いたパン、炒ったナッツ、蜂蜜、炒ったナッツ、石灰のようなミネラル香等が感じられます。
味わいはフレッシュな果実味と伸びやかで引き締まった酸味から、膨らみのある刺激的な泡のドライなフレーヴァーが広がり、しっかりとしたコクを感じるビターかつミネラリーなニュアンスを余韻として残す。
ブリュット・ナチュレ・タイプらしい、とことんドライで硬派な口当たり。
シャープで綺麗な酸と硬質なミネラル感を軸とした、見事なストラクチャーを感じさせてくれる、なかなか上質なスパークリングワインでございました。
☆HP 82pt