日本産の葡萄を100%使用した「日本ワイン」を、濾過しない「にごりワイン」のスタイルで造り上げていることで有名な「ヒトミワイナリー」。
今回は、ヒトミワイナリーが唯一、栽培から瓶詰まで一貫して手がけるワイン・シリーズの一本、“カフカ・ルージュ”をいただきました。
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【ヒトミワイナリーとは?/サイトより引用】
琵琶湖の南、紅葉で有名な滋賀県東近江(旧永源寺町)。そこに「にごりワイン」の専門メーカー「ヒトミワイナリー」があります。ヒトミワイナリーの創設者・図師禮三(ズシ レイゾウ)は、1984年、60歳を機にアパレルメーカー(日登美株式会社)の社長から会長となり、本当に自分のやりたいことをやろうと決意。大のワイン好きだったことから、独自のワイン作りをしたいと思い立ち、全くのゼロからのスタートで自社農園の葡萄畑やワイナリーまで作ってしまいました。3年間の試験醸造期間を終えて、1991年にヒトミワイナリーが正式オープンしました。
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■ヴィンテージ/2015年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/日本
■生産地/滋賀県東近江市
■生産者/ヒトミワイナリー
■原産地名称/日本ワイン
■セパージュ/メルロー、シラー、ピノ・ノワール、カベルネ・フラン
■ALC/10%
色調は落ち着いた色合いのほのかに紫がかった濃いめのルビー色。粘性は中程度。
香りはブルーベリー、ラズベリー、カシス、アンズの果実香と牡丹、バラ、スミレや甘草、丁子、タイム、腐葉土、紫蘇っぽい芳香もほのかに感じられます。
味わいはフレッシュ感のあるまろやかな果実味とキレのある伸びやかな酸味の広がりから、ソフトでしなやかなタンニンのフレーヴァーを感じ、余韻にはビターかつスパイシーなニュアンスとほのかな微発泡感を残す。
飲み口軽快ながらも、味わいの最後に奥行きと広がりを感じます。
無濾過・無清澄だけに、最後の方は濁りまくりですが(笑)、使用された葡萄の個性がうまく調和したとてもスリムでスマートな出来栄えの一本です。
ちなみに、ワイン名の「カフカ」はこのようなワイン造りは「可 or 不可」という問いかけと、その中で繰り広げられるワインの「変身=フランツ・カフカ」をコラージュさせているんだそうです。
☆ 77 pt ☆
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ヒトミワイナリー カフカ・ルージュ[2015]
3,300円
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