今回は、メドック格付け第5級のシャトー・オー・バージュ・リベラルが手掛ける第3のワイン、“ル・オー・メドック・ド・オー・バージュ・リベラル”をいただきました。
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【シャトー・オー・バージュ・リベラルとは?/サイトより引用】
シャトー・オー・バージュ・リベラルは1855年に第5級に格付けされました。
その畑は“バージュの丘”に位置し、シャトー・ラトゥールやシャトー・ピション・ラランド等と隣り合う、素晴らしい土地に位置しています。
1983年にヴィラール・ファミリーがこのシャトーを購入し、以前の輝きを取り戻すことができました。
現在では、クレール・ヴィラール=リュルトンが、マネージメントをしており、これまでのワインメーキング・土壌を徹底的に調べ、シャトーの環境に相応しい新たなアプローチを導入しました。
「ワイン造りの90%は畑で行われる。」と断言するクレールは、自然の恩恵であるシャトーの土壌の性質を生かし、優雅で力強いワインを作り出すことに成功しました。
2010年には、メルローのいくつかの区画で、オーガニック農法を導入し、2011年からはカベルネ・ソーヴィニヨンにビオディナミを取り入れています。
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■ヴィンテージ/2014年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/フランス
■生産地/ボルドー、オー・メドック、ポイヤック
■生産者/シャトー・オー・バージュ・リベラル
■原産地名称/A.O.C.オー・メドック
■セパージュ/カベルネ・ソーヴィニヨン(60%)、メルロー(40%)
■ALC/12.5%
色調は輝きのある紫がかった濃いガーネット。粘性は中庸。
香りはブラックベリー、ブルーベリー、カシスの果実香と牡丹、バラ、メントール、杉や甘草、丁子、黒胡椒、ナツメグから、樽由来のヴァニラ香等が感じられます。
味わいはアタックから凝縮感のあるまろやかな果実味と円みのある優しい酸味を、しっかりとした力強いタンニンが包み込んだ肉厚なテイストが広がり、余韻にはほのかなスパイス感を伴ったビターなフレーヴァーが持続。
ただ単に力強いだけではなく、根底にしっかりとした緻密さがうかがえるその酒質のクオリティの高さ。
サードワインとは言え、流石「格付け5級シャトー」が造ったVIN ROUGEと思わせてくれる一本でした。
☆ 78+ pt ☆