ペンフォールズ/ビン8・シラーズ・カベルネ(2017) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

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~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

今回はいただいたのは、ペンフォールズの「ビン」シリーズ。
このシリーズには全て“ビン”の後にナンバーがついており、この数字は、もともと瓶詰めした後に保管する倉庫内の位置にちなんで名付けられました。ビン8はビン128、ビン28、ビン389のために使われていた樽を使用しているため、ビン8と名付けられたんだそうです。

 


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【ペンフォールズとは?/サイトより引用】
1844年イギリスから移住してきたクリストファー・ローソン・ペンフォールズ博士が、アデレード郊外の近郊のマギルに診療所を設立し、医療を目的としたワイン(酒精強化ワイン)造りを始めたのが、ペンフォールズの始まりです。
1950年代、マックス・シューバートを中心に造りだした「グランジ」によってペンフォールズは南オーストラリア最高峰のワインメーカーとして世界中に知れ渡ることになりました。現在、4代目チーフ・ワインメーカーのピーター・ゲイゴ氏を中心に、「マルチ・リージョナルブレンド」を基本にして、ペンフォールズの理念を表現するのにふさわしいワインを生み出しています。
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■ヴィンテージ/2017年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■生産国/オーストラリア
■生産地/南オーストラリア州、バロッサ・ヴァレー
■生産者/ペンフォールズ
■セパージュ/シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン
■ALC/14.5%

色調は光沢のある紫がかった濃いガーネット。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、カシス、イチジク、干しプラムの果実香と牡丹、スミレ、シダ、針葉樹、杉や甘草、丁子、コーヒー、チョコレート、黒胡椒、ほのかに樽由来と思われるヴァニラ、スモーク香やトリュフ、なめし皮のニュアンス等が感じられます。
味わいはソフトで口当たりまろやかな果実味としなやかで優しい酸味から、心地良い厚みを感じるシルキーなタンニンのフレーヴァーが口中いっぱいに広がり、余韻に向けては少々のビター感としっかりとしたスパイシーなニュアンスが調和した上品なテイストが長く持続。

カベルネ+シラーズ=「骨格のしっかりとした力強い味わい」のイメージが先行しがちですが、そこは流石の「ペンフォールズ」、力強さだけではなく、エレガントで洗練されたテイストも存分に感じさせてくれます。
オーストラリアの代表的な生産者に嘘偽りなし。お値段相応の満足感を与えてくれる安心・安定のテイストを堪能できる一本でした。

☆ 83 pt ☆

 

 


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