今回は、1997年に「イタリア最優秀エノロゴ」の称号にも輝いたロベルト・チプレッソ氏が醸造を手掛けたテヌータ・オリヴェートのブルネッロをいただきました。
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【テヌータ・オリヴェートとは?/サイトより引用】
テヌータ・オリヴェート社は1994年にそれまで家主不在であったモンタルチーノDOCG地区の畑を買収、1997年にファーストヴィンテージを世に送り出し、エノロゴはロベルト・チプレッソ氏とともに、2002年にはテヌータオリヴェートとしてのラインを確立、数々の賞に輝く高品質のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを毎年生産しています。
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■ヴィンテージ/2007年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、モンタルチーノ
■生産者/テヌータ・オリヴェート
■原産地名称/D.O.C.G.ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
■セパージュ/サンジョベーゼ・グロッソ(100%)
■ALC/15%
色調は落ち着いた色合いのほのかに紫がかった濃いめのガーネット。粘性は豊かで、凝縮感やアルコール度数の高さがうかがえます。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、カシス、プラムの果実香と牡丹、スミレ、シダ、メントールや甘草、丁子、チョコレート、コーヒー、ヴェニラやスパイス香も感じられます。
味わいは濃縮感のある豊かな果実味と穏やかで優しい酸味から、しっかりとした厚みのある力強いタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻にはビターかつスパイシーなニュアンスが長く持続。
まだまだ若々しさは感じますが、今抜栓しても十分に美味しくいただけます。
屈強な体躯と優雅さを兼備した、まさにブルネッロといえる味わいを楽しめる一本ですね。
☆ 83 pt ☆