〈橙〉K16AK_DD/共栄堂(2016) | 深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

深煎りSOMMELIERの“日々是葡萄酒”

~突然?ワインに目覚め…ワインエキスパート、ソムリエの資格を取得してしまった“親父”の備忘録?~

元四恩醸造の醸造・販売責任者として名を馳せた小林剛士氏が、山梨市牧丘の三養醸造の設備を使い醸造。2016年が独立して最初のヴィンテージとなります。
ちなみに、共栄堂とは北杜市にある小林氏の実家の屋号で、ワインの名称は…Kが共栄堂または小林剛士、数字が醸造年を表し、FY(冬)・HR(春)・NT(夏)・AK(秋)が季節、 そしてワインの色がSR(白)・AK(赤)・DD(橙)・RZ(ロゼ)、00(プロトタイプ)となっており、エチケットも毎年変えていくようで、2016年は小林氏が尊敬してやまない岡見周二さんの扁壷という陶芸作のデザインなんだそうです。


 

■ヴィンテージ/2016年
■種類/白
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/山梨県山梨市牧岡町
■生産者/共栄堂(三養醸造)
■セパージュ/甲州(100%)
■ALC/11.5%

色調は濁りを伴った少々明るい薄めの芥子色。粘性は弱めでさらっとした印象。
香りはグレープフルーツ、ライム、レモン、リンゴの果実香とキンモクセイ、アカシア、スイカズラ、杉や甘草、丁子、ハーブ、ほのかにスパイシーなニュアンスも感じられます。
味わいはほのかな発泡感を感じるまろやかな果実味と舌の奥に差し込むようなキリッとした酸味から、心地良いビター感を含んだタンニンのフレーヴァーが広がり、余韻にはピュアでフレッシュなテイストが口中に残ります。

心身込めてワイン造りをしている感がひしひしと伝わってくる、四恩醸造時代と変わらぬポンテンシャルの高さが感じられる一本でした。今後も期待大ですね

☆ 78+ pt ☆

共栄堂
http://kyo-edo.main.jp/

 


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