今回は、余市町の契約農場で育てられたナイヤガラを使用し、天然酵母の力で発酵させた際に出る自然の炭酸ガスをそのまま閉じ込めて造られた、「さっぽろ藤野ワイナリー」のスパークリング・ワインをいただきました。
********
【さっぽろ藤野ワイナリーとは?/サイトより引用】
札幌中心部から南に車で30分ほど、石山通り沿いに周囲を緑に囲まれた「さっぽろ藤野ワイナリー」がある。近くの自社農園と道内の契約農家で収穫される葡萄を用い、無濾過にこだわった札幌産のワインを造っている。愛情たっぷりに葡萄を育てているのは伊與部淑恵・佐藤トモ子姉妹。始まりは「出来るだけ農薬を使わずに葡萄を栽培し、体に優しいワインを造ってみたい」という、ワイン好きだった亡き弟さんの言葉だった。2000年春から土地や気候に合う品種、栽培方法などの試行錯誤を繰り返し、今では多品種のブドウを栽培、2014年度は常時約10商品をラインアップしている。
********
■ヴィンテージ/2016年
■種類/泡(白)
■タイプ/辛口
■生産国/日本
■生産地/北海道札幌市
■生産者/さっぽろ藤野ワイナリー
■セパージュ/ナイヤガラ(100%)
■ALC/10.5%
色調は輝きのあるグリーンがかった淡いイエロー。気泡の量は少なめなものの、キメは細やか。
香りはグレープフルーツ、レモン、マスカット、ライチ、桃の果実香とアカシア、菩提樹、スイカズラや炒ったアーモンド、焼いたパンのニュアンスが感じられます
味わいは溌溂としたフレッシュな果実味と伸びやかでキレのある酸味から、泡のドライで刺激的なフレーヴァーが広がり、余韻は短めなものの、少々強めのビター感を伴った程良いコクのピュアでキュートな甘酸っぱさが残ります。
造りたてのワインをいただいているような優しく素朴な味わい。
まさに、澄み切った北海道の青空のような一本でした。
☆ 78 pt ☆