今回はイタリアはラツィオ州、プーリア州やカンパーニャ州でコスパ抜群の美味しいワインを造り続けている“ポッジョ・レ・ヴォルピ”のフラッグシップといえるVINO ROSSO、ラツィオ州の土着品種であるネロ・ヴォーノ100%の“バッカロッサ”をいただきました。
********
【ポッジョ・レ・ヴォルピとは?/サイトより引用】
ローマ近郊のモンテポルツィオ・カトーネにて1920年代より代々ワインとオリーブオイル造りを営んでいたメルジェ家。1996年、3代目にあたるフェリーチェ・メルジェ氏は誰にも負けないエレガンスとクオリティをポリシーに掲げ、ポッジョ レ ヴォルピ社の改革に着手しました。汚染されていない自然なこの土地にはキツネ(ヴォルペ)の姿がよく見られます。あたかも、イソップ童話の「ブドウとキツネ」のように、ここには美味しいブドウが育ち、それを目当てにキツネが現れる。そんな思いも反映してワイナリー名は付けられました。最新のテクノロジーを完備したセラーでは、名醸造家として知られるリッカルド・コッタレラ氏の助言を得ながら圧倒的にコストパフォーマンスの高いワインを生みだしています。
********
■ヴィンテージ/2015年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ラツィオ州
■生産者/ポッジョ・レ・ヴォルピ
■原産地名称/I.G.P.ラツィオ
■セパージュ/ネロ・ヴォーノ(100%)
■ALC/13.5%
色調は輝きのある紫がかった濃いガーネット。粘性は豊かで、なかなかの凝縮感が感じられます。
香りは、ブラックベリー、ブルーベリー、プルーン、プラム、カシスの果実香と牡丹、スミレ、シダ、メントール、甘草やコーヒー、チョコレートの芳香から、木樽のスモーキーなニュアンスが感じられます。
味わいはまろやかな果実味と心地良く優しい酸味、厚みのあるタンニンのフレーヴァーが三位一体となったエレガント性の高いテイストがアタックからフィニッシュまで続きます。
重厚感のあるボトルとはちょっとイメージが違い、程良く滑らかで、程良く濃厚、柔と剛が同居したなかなかのクオリティの高いワインでした。
ちなみに、ネロ・ヴォーノという品種は始めていただきましたが、なかなかのクオリティでちょっとビックリ!
やはりイタリアは土着品種の宝庫ですな。(笑)
☆ 81 pt ☆