バルバレスコを世界的に有名にし、イタリアワインの帝王とも称される「アンジェロ・ガヤ」。
今回はそのガヤの父である「ジョヴァンニ・ガヤ」の希少な1967年ヴィンテージをいただきました。
********
【ガヤとは?/サイトより引用】
ガヤの歴史は、17世紀半ば、ガヤ・ファミリーの初代、ジョヴァンニ・ガヤ氏がスペインのカタルーニャ地方からピエモンテに移住してきたことから始まりました。ジョヴァンニ氏は1859年にワイナリーを創設、2代目の時代には、現当主であるアンジェロ氏の祖母、クロチルド・レイ女史もワイン造りに参加し、徹底して品質にこだわるガヤスタイルのワイン造りの基礎を造り上げました。そして3代目、アンジェロ氏の父にあたるジョヴァンニ氏の代に、現在もガヤのフラッグシップであるキュヴェ、バルバレスコが高い評価を受けたことによってイタリアワイン界のトップとしての地位を確立、同時に「ソリ・サン・ロレンツォ」や「コスタ・ルッシ」などの畑を購入し、ワイナリーを拡大しました。そして4代目、現当主のアンジェロ氏の時代。1961年からワイナリーに携わっていたアンジェロ氏は、バリック樽の導入や、単一畑のワインの生産など、様々な改革を実施。ピエモンテの伝統的なワイン造りを守りながら、革新的な設備や技術を取り入れ、世界中から認められる存在となりました。現在は、5代目を担う3人の子供たちとともにワイン造りを行っています。
また、1990年代には本拠地のピエモンテだけではなく、トスカーナ州にも二つのワイナリーを購入。現在、ピエモンテには250エーカー、トスカーナには67エーカーの畑を持ち、両方の産地から世界的高評価受けるワインを数多く造り出しています。
********
■ヴィンテージ/1967年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/ピエモンテ州、バルバレスコ
■生産者/ガヤ
■原産地名称/D.O.C.バルバレスコ
■セパージュ/ネッビオーロ(100%)
■ALC/13%
色調はオレンジがかった落ち着いた色合いの濃いルビー色。粘性は中庸。
香りはブルーベリー、ブラックベリー、干しプラム、乾燥イチジクの果実香と牡丹、バラ、スミレ、シダや針葉樹、腐葉土、シナモン、丁子、なめし皮等々、様々な芳香が入り混じった複雑なニュアンスが感じられます。
味わいは抜栓後徐々に柔らかくまろやかな果実味が口中に広がってきます。酸味はキメ細やかで優しく染み渡り、タンニンは50年の時を感じさせない心地良い強さを持ちつつも、とてもシルキー。余韻に向けては、それぞれのテイストが一体となった複雑で奥深いフレーヴァーが持続します。
アタックからフィニッシュまで、半世紀という悠久の年月を経てきたワインの持つ魔力?に陶酔です!笑
正直、若干ピークは過ぎていた印象もありましたが、それでも十二分にそのポテンシャルの高さを感じさせてくれます。
まさに「イタリアンワインの女王」というべき風格と気品に溢れる味わいの素晴らしい一本でした!
☆ 86+ pt ☆
![]() |
バルバレスコ[1967]ガヤ※液面約3.5cm※(赤ワイン)[D][S]
45,360円
楽天 |