今や高品質のスーパー・タスカンの生産者として、世界中で絶大な人気を誇る超有名カンティーナ「トゥア・リータ」。
そのフラッグシップワインと言えば、泣く子も黙る?“レディガフィ”!
1997年ヴィンテージがワイン・スペクテイター誌で、2000年ヴィンテージがワイン・アドヴォケイト誌で100点満点を獲得。
今回いただいたのは1996年ヴィンテージ…100点前夜の一本ですね。(笑)
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【トゥア・リータとは?/サイトより引用】
トゥア・リータは1984年、ヴィルジリオとリータ夫妻が当時ワイン産地として全く無名のトスカーナ州・スヴェレート地区に土地を購入して設立された、家族経営の小さなワイナリーです。
天才エノロゴ(醸造担当責任者)として世界的に有名なルカ・ダットーマ氏とともに、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローで造られた、ワイナリー初リリースの「ジュスト・ディ・ノートリ 」が注目され、頭角を現しました。
その後、メルローの出来が素晴らしいことから、1994年に実験的にバリック2つ分のメルロが瓶詰めされます。
これがのちに伝説のスーパー・タスカンとなる、シンデレラ・メルロ、「レディガフィ」の誕生でした。
レディガフィは1997年ヴィンテージがワイン・スペクテイターで100点、その後、2000年ヴィンテージがワイン・アドヴォケイトでも100点を獲得し、イタリアワイン唯一の2大誌満点という素晴らしい快挙を成し遂げます。
こうしてトゥア・リータは、トスカーナでも最高峰のワイナリーとしての地位を確立しました。
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■ヴィンテージ/1996年
■種類/赤
■タイプ/フルボディ
■生産国/イタリア
■生産地/トスカーナ州、スヴェレート
■生産者/トゥア・リータ
■原産地名称/V.d.T.トスカーナ
■セパージュ/メルロー(100%)
■ALC/13.5%
■購入価格/15,984円
◆色/エッジ部分はオレンジ色で、全体的には落ち着いた色合いの赤みを帯びた濃いルビー色。粘性は中庸。
◆香/ブルーベリー、ブラックベリー、カシス、プラムの果実香と牡丹、針葉樹、シダ、甘草、丁子の芳香、カカオ、ビターチョコや干し草、腐葉土、なめし皮、オーク香等、熟成香を含んだ複雑なニュアンスが感じられます
◆味/柔らかくふくよかな果実味と落ち着きのあるしなやかな酸味にヴェルヴェットのようなタンニンがバランス良く溶け込んだ優雅で緻密なテイスト。余韻に向けてもその荘厳あるニュアンスが長く持続。飲み手に至福の時間を与えてくれます。
抜栓直後は、若干酸味が際立った印象が強かったものの、時間の経過とともにまろやかになり、各々の味わいが混然一体となった気品ある滑らかなテイストに変化。
まさに造り手の“情熱”と20年熟成という“時”が調和した素晴らしいハーモニーを感じさせてくれます。
ちなみに、“レディガフィ”とはワイナリーに流れている小さい小川の名前だそうですが、まさにその光景が目に浮かぶような美しくも威厳のある味わいのワインでした。
☆ 86 pt ☆