パーカーポイント100点満点の造り手として一躍世界にその名を轟かせた“ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ”。
今回は、クラヴァンという名の区画の葡萄で造られた“リュー・ディ・クラヴァン”をいただきました。
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【ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌとは?/サイトより引用】
このワイナリーは、ローマ時代の遺跡が多く残るアヴィニヨンの街と、香水で有名なオランジュの街の中間に位置しているローヌの銘醸地区シャトーヌフ・デュ・パプ村にあります。
この醸造元は18世紀初旬には既に存在していて、ワインも評価されていたそうです。さらに、ヨーロッパ全土を襲った害虫“フィロキセラ”の難を逃れた稀少な葡萄園でもあります。ドーマン家がここを手に入れたのは1905年。以来、この地区では常に評価されており、かつてネゴシアンという業者への樽売りが主力であった時代に、いち早く自分名の責任の元に醸造者元詰めの瓶売りを始めたパイオニア的存在でした。ご両親もまだご健在ですが、5代目としてジャンポール氏が引き継いでからワインの質は確実に向上しています。醸造学を学んだジャンポール氏は、父の伝統醸造の上に、新しい醸造技術を加えてワインの質を数段アップさせました。フランスではもちろん、ヨーロッパ各地で多くのファンを獲得し、最近ではアメリカのワイン専門店にも出荷しています。
■ヴィンテージ/2012年
■種類/赤
■タイプ/ミディアムボディ
■農法/ビオ・ディナミ
■生産国/フランス
■生産地/コート・デュ・ローヌ
■生産者/ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌ
■原産地名称/A.O.C.コート・デュ・ローヌ
■セパージュ/グルナッシュ(80%)、サンソー(10%)、シラー(5%)、ムールヴェードル(5%)
■ALC/14.5%
■購入価格/4,190円
外観は、輝きのある紫がかった濃いルビー色。粘性は中庸。
香りは、ブルーベリー、ブラックベリー、カシス、プルーンの果実香の後に、スミレ、シダ、メントール、ドライハーブや黒胡椒、甘草、丁子の芳香が感じられます。
味わいは、ドライ感を含んだまろやかな果実味と柔らかく滑らかな酸味がバランス良く調和。余韻に向けては、少々のスパイス感を伴ったしなやかなタンニンとミネラリーなニュアンスが広がります。
自然派らしいピュアでクリーンなテイスト。
純粋に「丁寧に造られれてるなぁ~」と感じさせてくれるとても飲み心地の良い出来栄えのワインでした。
☆ 79 pt ☆