(バレありますので未見の方ご注意ください)


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なんとまたもバスチーユに白旗が!!←この半世紀マジで人生何度目か数え切れない


東京宝塚劇場ベルばらのプラチナチケが友人のご厚意で私の上に降ってきたよ←フランス…ばんざ…い…(毎度オスカル最期のセリフで感謝するファン)

これが本当のマイ楽、彩風咲奈を見送る別れの時だ。
もちろんヅカファンは贔屓の退団公演の千秋楽には全身真っ白のコーデで見送る習わし。

なので私もマイ楽だから白い服です。←私にとっては千秋楽だ

咲ちゃんの渾身の素晴らしいラスト!真っ白の衣装を翻してパット見まるでウェディングドレスみたい!←や違います
でももう身体が透けて見えるほどの崇高な透明感、神々しく発光する舞!
心から感謝しつつ祈るように観たよ
ありがとうクレバーでおおらかなトップスター彩風咲奈!

そして朝美絢のオスカルは歴代一のリアルを感じるオスカルだった。女性、そして素晴らしい軍人、それがオスカルなんだよね。
もしかしなくても(白人差し置いて)この世で一番金髪が似合うのは朝美絢じゃないの?←全世界納得間違いない

そしてアンドレ縣千よ!お前の目には何が映っているのか!(大枚叩いても観たい縣千装着目線カメラ)上を向かせた朝美オスカルの瞳の揺らぎを私達に妄想させ過ぎるアンドレ苦悩の眉間に撃沈だ!
お化粧はもちろん、撃たれた動きまで、そして撃たれつつ歌うとこまで、何故かリアル。それが縣千なんだな

そして、今回、なんと、なんと、なんと!!

原作ファンが半世紀の長きに渡ってモヤってきたことが、50周年のしかもラストの東京公演で昇華されると言う素晴らしい体験があった!!

いや、単純に台詞の追加があったと言うだけなんですが。

通称「今宵一夜」と呼ばれている、オスカルとアンドレが結ばれるシーン。

そこ漫画ではもちろん身体の中は描かれず(ああっ)ラインのみで抱き合う二人を表現した伝説のシーンで想いを遂げたアンドレの心からの叫び。

絵だと見開きでドーン!と光がスパークしていてアンドレ(もちろん裸やぞ!)が言うそのひとこと。

「生まれてきてよかった…」

一見何でもない一言のようだけれど、乗り越えることなどあるはずのない身分の違い、自らの出生を恨み悲しんできたアンドレが、革命でその身分そのものが平等となり、愛するオスカルに想いが通じて愛し合えた時、初めて自分の命を祝福する言葉なんだよね。

この世に生まれたら誰だってそう思いたい。

たぶん池田理代子先生も、これがこのベルばらと言う革命青春群像劇の下に流れるテーマなんだと思う。

しかし、舞台上ではラブシーンの中に、どうしてもこの台詞は入らないんだよ。←裸でもないし、愛している、の後に唐突に言うことでもないしw

そもそも台詞でもない独白?全巻10冊読んで来て、初めてその言葉の意味がわかるんだから。

だから、宝塚の舞台の上では、この「生まれてきて良かった」は絶対に入らないと思って50年来たんだよね。

しかし、なんと形を変えて

「俺は今日まで生きてきて良かった…」

と言う一言がここで追加されてた!
(縣千が心の底から絞り出すように言ったよ!)

原作ファン苦節50年、10歳からのモヤりが晴れる思い!←歳バレどうでもいい

最初からの演出の植爺様も池田先生もお許しになり、今回の演出補の先生が入れたんだと思われ!ありがとう!!本当にありがとう!!

宝塚ベルばら50周年の節目の公演の、発売Blu-rayには残らない、この東京公演だからそこ出来たのかもね。

まさかの形で、ようやく原作ファンの思いが昇華し、ある意味ベルばら成仏出来たことが信じられないくらい嬉しい。

私こそ、生きてて良かったよ!😂

あまりの嬉しさにベルばらコラボしているニナスのティールームで友人とマリー・アントワネットティー&(パンが無ければケーキを頼めばいいじゃない)ケーキセットを頼み祝う!











す連休のラストはコレ!!天才ピアニスト角野隼斗!!ウィーン放送管弦楽団!! 


 いやー、生かてぃん早くも2回目で幸せ🍀ドセン9列ってこの前のかてぃん武道館アリーナ最前列より近いよね🎵いやいや、まさに至福のモーツァルト、かてぃん君が弾くと本当にかわいくて繊細、愛溢れる!Mが好きなんだろなぁと思うわホント!


 一部で角野さんは掃けるから、アンコールでちょっと弾いてくれて、それをオケの皆さんが覗き込むように見ていたのが可笑しかった!もちろん二部のベートーヴェン「英雄」も流石の重厚な音、迫力ではこっちのほうが満足しちゃうんだな。


 本当のアンコールはシュトラウス演奏しながら団員さんがなんか客席にポンポンボールを飛ばして盛り上がる?!演出がウケてたー!女性指揮者マリン・オルソップさんの指揮は丁寧なのにドーンと包み込む大きな振りで、肝っ玉母さんなのもイイ!オーケストラの音の海よ!

本当の悦楽はここにある!良いわ〜💕







 この空前の人気で、角野隼斗だけを観て一部で帰る客がいるんじゃないかな?と危惧していたけど、満席を確認して二部の直前に見回したらやっぱり20人以上の人が帰ってた。。 

大ホールだから気にならないくらいの空席だけど、一部のラストで爆竹拍手して、立ち上がり大きく手を振ってファンアピしてた若い女性達はごっそり。 

 多分ツアー全行程追っかけさんだろうから、オケの人達もいつものアァ、、って感じでキャーを苦笑い。クラシックのコンサートでそれはなんか、恥ずかしいよ。 


 ポップスも弾くマルチなスターだからこその悩みもあるんだろなぁ





無事に兵庫の宝塚大劇場ベルばら遠征から生還!
ひゃー暑くて死ぬかと思った!!
37度でももう体感はそれより厳しい酷暑どころじゃないわ
ホームの乗り換えも息苦しくなる気温だよ!
新幹線は良いけど在来線は実際の車内気温は冷房してても窓際は30度はあるから要注意。
バッグに付ける気温計を持ち歩いてるからちょっとした場所による気温の違いに驚くわ

しかし10年ぶりのベルばら公演、美の暴力と言われる朝美絢のオスカル様は、50年のベルばら史上、最高劇画の作画(顔面造形)と言われるだけある発光っぷりだった!生で観て良かった!

そうです、この酷暑に命懸けで遠征したのは、東京のチケがどっこにもないからです!!

何とか友人から回して貰った二階A席たった1枚でも有り難いよ!交通費がチケの数倍だけど大満足



お写真にデコって客席降りのスターを迎えるヅカの新しい伝統、微笑ましいな!←私もデコ写真をお友達にお借りしました



50年も前の作品だから、曲もとてつもなく昭和歌謡、名場面「今宵一夜」の演出もほぼ初演の映画スター長谷川一夫演出ver.のままなのに、失笑も起きないどころか若い子がみんな2幕ほぼ啜り泣き続けてる!なんか時空を超えてて不思議だよ!

そこには普遍の愛の物語があるんだねぇ。

今回はフェルゼン編、物語は所謂スピンオフ?で客寄せのためオスカル編のダイジェスト的なところを詰め込んであり、ストーリーが前後するし駆け足だから、これが全くの初見の若い子ちゃんたちは大丈夫なのか、ちと不安ではあるんだ


でも「これが噂のベルばらか!」の高揚感が全てを凌駕してるみたいでまぁ良かった良かった💕
(同行した初ベルばらの友人に原作10巻内容の全てを説明するのが大変だったけど)

美しいコスチュームものは狭い東京より大劇場が、やっぱり映える!

トップの彩風咲奈はこれで退団になるのは、ちょっと気の毒ではあるんだけど(退団ならではの当て書きサヨナラ的演出も入らないし、一本物だから役扮装で階段降りなので大羽もないし)

それを補うためのフェルゼン新曲、セ・ラヴィ・アデューで安定の号泣、初演からの演出、植田紳爾の爺様の愛が溢れてて良かった


何故かラインダンスにトップが羽付けて乱入?!と言う普通は有り得ない珍しいネジ込みを観ることも出来て、意外にファンの不安を払拭補完、そういうところが何でもアリの宝塚だよね!

天国ダンス(悲劇でも最後は天国で幸せに踊る)ももちろん最高!

ミニショーで板上早替えまであるし、よくぞこれだけ盛り込んだと感心したよ


メインの配役が全員のニンに合いまくり、やはり「ベルばらのあの台詞を自分がいま言っている!」と言う役者の喜びが客席へ伝わる。もう立派な古典なんだな


東京公演のようにお客がギラギラしてない、ホワホワのーんびりの大劇ロビーで、一杯800円のどう考えても超ボッタクリの公演ドリンク(色が雪組カラーのグリーンってだけのソーダ)を飲んで、世界一動線の良い(ソレだけのための大空間と言われる)あっという間に掃けるトイレの列を上から見て感心してる間に休憩終わり



さぁ、あーさオスカル様死ぬから気合入れて2幕観る!←何の気合

歴代一の美しすぎるオスカルは本物だった!

声の高さや色で複雑な女心を見事に表現してて感動したよ

あの腹攣り体位の(漫画のカットそのままの)今宵一夜の名シーンも泣ける美だった


アンドレ縣だって10発喰らっても即死せずの長台詞、息も絶え絶えで何なら一曲歌い上げ!!10分は生きてる最高なんだよね


縣千は若いうちにアランで観たいと思っていたけど、こりゃ大変失礼しました!だよ

間違いなく素晴らしいアンドレ役者じゃないの!

本来のおおらかさと優しさが本物のアンドレに見せるんだな!イイゾ!


変わっているところも一杯あるけど、終わって見ればやっぱりベルばら大満足だった。

世間の評価は時代で変わるもの、とは言うけど、このベルばらも本当にそう。

昭和の頃は本国フランスから非難囂々の大批判、架空の人物が主人公だし、革命を愚弄しているとすら言われていたのに
全国民マンガアニメ大好きフランス🇫🇷になった令和の今はなんと「ベルばらのお陰で子供がフランス革命について熱心に勉強する有り難い!トレビアン!」と手のひら返して池田理代子は勲章貰ってるよ!!

いゃー本当に、変われば変わる。
長く生きてると色々面白いわ。

湖月わたるさんの後を追うような作品が多かった彩風咲奈だけど、最後もフェルゼン!おおらかな溢れる愛で組子を客席を、いや宝塚のすべてを包み込む、咲ちゃんらしい長身のフェルゼン💕

その長過ぎる脚で馬を駆ってヅカ人生をまさに駆け抜けて行ったんだね!


帰りのJRで、何故かいきなりドンドン大轟音、徐行運転になって何が起きたかのビビって驚いたらなんと、淀川花火大会🎆の真っ最中!
淀川の橋を通過する車内は最高の特等席だったみたい。
車掌の案内放送まであり「どうぞお楽しみください」だって!😂

いや、凄いよ、真下から見上げる最高の角度だよ!

でもこの電車が遅れたら新幹線🚄の時間に間に合わないよーーーっ!!

新大阪で大激走しました。←油断した身体に追い打ち

グリーン車で良かった。
スゴイカタイアイスと珈琲をQRコードで注文すれば持ってきてくれるのね!車内販売ほどそんなに選べないけど有り難い!新幹線車内だけで買える焼き菓子も自由が丘オーボンビュータンからキルフェボンに変ってたけど美味しかった!

新しく全てのものは変わっていく。

生きてるうちにリニア乗ってヅカに行きたい😂

※余談ですが
ヅカの売店ではその公演組のトップさんの出身地の銘菓が並ぶコーナーがあって、今回の彩風咲奈は愛媛の松山市
老舗の菓子舗がたくさんで嬉しいよ

今回はこれまた有名な山田屋まんじゅうさんをチョイス!
うすーい皮に包まれた絶品の漉し餡が溶ける!美味すぎた!

そしてもちろん「パンが無ければお菓子を食べれば良いじゃないのベルばらお菓子コーナー」で、ベルばらタルト(これは東京コロンバン謹製)とベルバラバラ(個包装)チョコレートもお土産に購入。

次期トップの美しすぎる朝美絢は横浜出身だから、しばらくは有明のハーバーとか鳩サブレーとかになるんだわ
これまた楽しみ