チャップリンの名作映画の世界初の舞台化!
構想から10年、よくぞここまで辿り着いて下さった!

と、そのご苦労を思うと涙出る。
以前に、チャップリンの無声映画に声を付けた「声優口演スペシャル ヴォイスオブチャップリン」を観劇し
チャップリン作品を蘇らせる苦労を目の当たりにしていたので、今回の舞台化の苦労もそれ以上の難関だったに違いないとわかる。
→私の「声優口演」の感想はコチラです

いくら名作と言われても、何十年も経た後の世で、一部の熱狂的な映画マニア、チャップリンマニア以外の若い人に
フィルムのままでその素晴らしさを伝えてゆくのは本当に難しい。

ギリギリ、私達のような、テレビで○曜洋画劇場を淀川先生のチャップリンのリアル話付き解説?!で見る事が出来た世代は良いけども。
それだって、小学生?せいぜい中学生くらいだし、街の灯とか、いろいろごっちゃになってたりするのよね。

本人が生きている間はもちろん、後の世にも(遺言で)無声映画に声を付けることすら許さなかったわけですから。
それを、遺族の方々、協会の方々の苦労と苦心で、何とかリバイヴァル上映以外の、新しい形が世に出て、こうして拝見できる喜びは果てしない。

ま、日本でこの苦労が解るのはもしかしなくても「黒沢明の長男、久雄」ぐらいのもんだわよ!<くろぽ~ん

ってことで。<ええっ!

石丸幹二主演、豪華精鋭キャスト!何よりロマン溢れる世界観バッチリのオギー演出で世界初演、の初日から東京楽まで計7回も観ちゃったよ私!
<まさに大堪能

初日はさすがに石丸さんもカテコで「世界初演の重圧は相当なものでした…変化してゆく舞台を楽しんで下さい」と、言っていたそのまま。
どんなにプレッシャーだったんだろう、と観客も本当に無事な世界初の初日終演を喜び涙したわけです。
<二日目からはもう、さすが大人の大達者ばかりの舞台、アドリブも痛快で演技もどんどん深まり優しく柔らかく楽しい~♪

そう、新しい、そして懐かしい「ライムライト」がそこに存在していた!


以下、バレありまくりの個人感想、某キャストファンの偏った感想となりますので閲覧ご注意下さい
  

- - - - - - 


ライムライトと言えば、まずは名曲「テリーのテーマ」
石丸カルヴェロの独白とともに、まずはガツンと観客を世界に堕とし込み酔わす!オギーの手管にメロメロ!
哀愁込み上げるメロディーに早くも泣けるわ。

色調を押さえ、ロンドンの暗い街を影絵のように映し出したセットも良いよ!

1幕は全部、カルヴェロのフラットのお部屋での会話劇。
主役二人の他は舞台上に置かれた棚から小道具や衣装をとっかえひっかえ、瞬時にいろんな役となり物語りを上手で映し出す~♪

とにかく、台詞の全てはチャップリンの名言であるわけですから。
素晴らしくないはずはないんです。←人生の、生きる意味の全てを教えてくれる名言集

それを、石丸カルヴェロ、二枚目のカッコ良い老芸人(そうとしか言いようがない)が、素敵に教えてくれるのが心地良いわ。

石丸さんの若さ、もちろん男の人の40代の若さって実は凄いわけで、映画のカルヴェロと一番違うのはそこなハズですが。

名作の初演は、これで良い!と、偉そうな私がハッキリ言いたい。
今の、この勢い溢れる身体と心で、苦心して演じてるところに意味がある、それを楽しめることが幸せだ!

だって、あのラ・マンチャの幸四郎さんや、王様と私のマツケンや、何十年と再演され続ける名作の初演なんて、もっと若い時からやってたわけで。

本当に石丸さんがもっと円熟を増した先、その前の人生の都度都度で、この作品が観られるなんて素晴らしいこと。

そして、石丸さんがたっぷり名曲を歌い上げてくれるその歌声に。
観客は今の自分の人生を、その年代その年代の生きている意味を考える。

そんな舞台が生まれたのね。
(東京楽のアドリブで、植本潤さんが「以前ここで大女優がでんぐり返しをしていました!」とじっさい実演して大喝采、これも息の長い舞台になるわ!って)

軽妙な喜劇、軽演劇、ミュージックホールですが、日本で良く言う、浅草の…ソレとは全然違う、もっと大劇場で、オペラやバレイとともに演じられる
もう少し格の高い喜劇だったわけですから、上品な石丸さんが演じてくれたのもそういう意味ではピッタリだわ。
(ただ、再演を重ねる際には、もうちょい、芸人らしい手技や手品っぽいジャクも入れてくれたら最高!忙しい石丸さんだから、今回そこまでは…だったのかな)

カルヴェロの往年のヒットソング?!「イワシの歌」が、見終わってみると帰り道、口をついて出てくる…
チャップリンって凄っ!<当たり前

そして、テリー役の野々すみ花ちゃん。
シェルブールでも好評だったけど、これ、本当の当たり役出たんじゃないでしょうか!!

その卓越したバレイの技術の素晴らしさ、清楚、可憐な少女、そして踊り子としてスターになったニ幕の女性としての細やかな心情。
どれをとっても、そして何より、プリマとして最高の腕や腰、足の細さにノックアウト。<可愛すぎ&上手すぎ

さらに特筆すべきは、ヅカ娘トップさすがの心得、とも言える(最近はそうじゃない人もいるからね)

「けっして主役の邪魔しない」素晴らしさ。<これは余所では培われにくい

テリーという内気な憂いを秘めた少女が、乗り移ったような、すみ花ちゃん。素晴らしかった。

今、この年になって観ると、「テリーの愛情」は、誤解を恐れずに言えば「若さゆえの傲慢」でもあるわけで。
その愛は、未熟であった自分の一部となり、支えてくれた存在を、いつまでも身の内に置きたい願望でもあったような。

チャップリンが描いたのは、去りゆく哀しみだけじゃない。
最後までそこにある人間本来の強さ、果ては傲慢さでもあることが面白いんだな。


アパートの気の良い(元女優の)女主人を演じた保坂知寿さん、この舞台で生まれた名曲「ロンドンの夕暮れ」が、何とも心地良い。
出演者がみな、それぞれの「ロンドンの夕暮れ」を歌い上げるのも楽しみの一つですが、冒頭、知寿さんのこのメランコリック、ロマンティックの真骨頂。
柔らかいのびやかな歌声が何より芳醇で、石丸カルヴェロとの(四季ファン号泣)掛け合いの全てが上質な喜劇!

これぞ大人の愉しみよね~♪

劇場支配人、カルヴェロとの盟友っぷりが泣かせる、そして劇場中を大笑いさせる吉野圭吾さん!
スゴイ二枚目の老け演技、をこれほどまでにやっちまって下さるとは!
<じーぃさん、と呼び掛ける声が今も耳に残るわ

東京楽のカテコまで、あの老け演技のままでのご挨拶!本当にやりきった感溢れていてこっちが泣けた。
きっとご本人も新境地、ものすごく気に入られたんだわ~!
←ここらへんを引きだしたオギーの凄さもまた感じる、私はロマンティックに弱いオギーファンだ

加納さんの劇団花組芝居から花形役者の植本潤さん。
初クリエでも自由自在、ずっと昔から出てるみたい!←コレ凄いコト
もちろんアドリブ担当、きっちり上品に出来るところがまたスゴイわ。
舞台上で一番、いろんな役に瞬時に変わったのも植本さんだよね。

「好きな言葉を言ってみて!」のシャンテ!バザール!も良かったけど、私的に一番ツボったのは
舞台監督が行ったり来たり、のシーンで良知ネヴィルと擦れ違いつつ

「ちょっと!(とネヴィルに声を掛けて)…ここ私達、時空が違うことになってるから話かけても応えてくれないの…それがえ・ん・げ・きっ!」<カワイイっ

演劇の愉しみと、ちょっとヘンな舞台あるあるを笑うシニカル。頭の良い人だなぁ。

ダンサーさん担当、佐藤洋介さんと舞城のどかさん。

どちらも圧巻のダンスシーンは申し分無く、でもダンスだけじゃなくて、台詞のないシーンを演じているような。
医者までやり遂げた、佐藤さん、台詞初めてとは思えないわ!
のどかちゃんは、ヅカのベルリン公演リカちゃんトップで行ったのに出てたのね!
<ビデオ見返さなくちゃ、もはや伝説のベルリン

すみ花ちゃんとの対比も美しい、大人の女性のダンスを見せてくれて、ロングチュチュも美しかった。

下手でカルヴェロやテリーが語り合うシーンを、上手のダンスで体現してみせるというか、観客に映像を浮かび上がらせる手法、さすがオギー!←もういいか
(確かに観客の視線が左右にブレちゃう感は1幕冒頭だけあったけど、他はすごく効果的!本当に素晴らしかった)


カルヴェロの為に用意された茶番のような復活イベントを「何となく気に入らんな」と気付きながらも受け容れるところに、今の私は泣いた。
「尊厳こそが人の守るべき宝」自立を最後まで求め続ける(アジア人とは全く違う)老いへの考え方が素晴らしい。
(たぶん、いま親の介護やいろんなことに囲まれてるからねw)

若い女の子が観たら、そのテリーの羽ばたく姿、生きる意味を見つけ、素直に恋する心に泣けると思うし。

エリザもそうだけど、演劇って、観る人生のゾーンで、泣ける部分が違ってくる。
観客のさまざまな経験が、舞台そのものをも膨らませる!のが凄い。
<それは観劇する女の人生

丁寧で良い舞台に巡り逢えた、素晴らしい2週間だった…


と、ここで終われないのがこのブログ。<良知ファンだ仕方ない


良知くん、今回の青年作曲家、アーネスト・ネヴィル!<アーネストってああっ

等身大というか、年齢的にも役に近いし、持ち前の真っ直ぐな演技が生きて、色調を押さえた舞台に目の醒める青の軍服も美しい。

この物語りの全ての「救い」となるような存在にちゃんと成っていたじゃないの!

終わってみれば心からオギーありがとう!

「屋根裏に住み、作曲家になる夢を持つ貧しい少年」に「子犬のような」とオーダーしてくれたオギー。
良知クンはそれを余すところ無く完璧にクルンとした大きな瞳で演じて応えてくれた!
<椅子の背に可愛く顎を乗せてて、もうどうしようかもう

歌の中、台詞のない少年ネヴィルだったけど、おつりを貰う、五線紙を買う、白い指先と戸惑う視線だけで泣ける!
<可愛すぎる子犬

そして一転、二幕では幕開きから「作曲家として成功した」青年ネヴィルとして生きてそこにいるのがわかる。

化粧前のセットに寄りかかってるとこからもう大人の男!
視線にテリーへの優しい愛が溢れてるよ!
(ここで、ジャケット羽織るプレイが加わって、もうどうしようかもうw)

あぁ、ネヴィルが大人になったんだと一瞬で解る。

そこで、紹介されてテリーを見る。

名前を聞いて、まさか…いや、そうなのか…でも、と、想いが交錯するのを視線だけで表現するのがイイ!
<カメラを下からパーンするように首を動かして上まで見るのも堪らんイイ

ここで、夢にまで見た禁断の二枚目台詞が飛び出すよ~~!

「あの…前に一度、お逢いしたことが?」<って、キャ~~~

(や、あのGOぐらいしかリアルじゃ言いませんよそんなタラシ台詞!いやネヴィルは純心!)

二人っきりのシーンも、再会して解り合う喜びから、あっという間に沈む心情のアップダウンも凄い。

何度も息を吐いて、そして持て余すように手を、拳を握って…
軍人になって、ダンスを踊るところも、愛するテリーを、一瞬でも腕に抱くことが出来た幸せに溢れてる。
思わず包み込むように、そっと抱き込んで踊る腕、覗き込む瞳。

夢のよう、シンデレラみたい!王子様~!
<や、二人ともお姫様か!大爆

すみ花ちゃんとの並びが良くてビックリ!
<良知くんの瞳が大きくて、ちょいユウヒちゃんぽいと言えなくもないw

ああ、コレ、もしかしなくても、私が夢にまで見た(良知くんでの)宝塚じゃないの!
<さすがオギー解ってる!ありがとうありがとうございました!

帽子の鍔をそっと触る仕草、鼻先や唇の端を掠める指、心を現す、良知くんの細やかな演技が素敵でグッとくる。
<忙しすぎるイワシの泳ぎと、クリエ名物良知ポッポ鳩も出た~

研究してるな!<白い指先でこんなに泣ける、ファンって幸せな生き物だよマジ

カルヴェロとテリーの姿を下手の端でずっと見つめている長いシーンも、瞳が気持ちを表して次々と色を変える良知ネヴィル。

ちゃんと恋する大人の男だ!<嬉泣

いろんな役をやっている良知クンだけど、恋の苦悩をストレートに表現しているのはもしかしたら初めてかも。

(若いしいつまでも年齢不詳だけど)三十代に入って、どんどん本当の大人になってゆく
俳優・良知真次を観てゆく楽しみが、ネヴィルという役で、また広がったとしみじみ思うわ。

楽のカテコで、石丸さんが「プリンス!良知クンです!」と、まさかのプリンスからプリンスと言われる光栄なご紹介を受けたけれど。<最高

今回は、文句ナシに、きちんとその役目を果たした良知王子!お疲れ様!

全国ツアーもどこかで、また観たいなっ、と。


※追記
歴史的世界初演、客席にいろんなスターさんを拝見しましたが。
一番嬉しく、気になったのはあの自他共に認めるチャップリン好き?な三谷幸喜氏。
どんな感想をお持ちなのかすっごく気になる、○日新聞に書いて~~♪爆





映画を観てハマってからず~っと、ず~~と待ってたコレ!
←以前書いた私の映画の感想はコチラです。

あっという間の3時間、キラーチューンがキラ星のごとく降り注ぐのは舞台のほうが生の圧巻!←そりゃそうよ
シーンの都合で、凄いヒット曲でもほんの一部しか使われ無いという贅沢が発生してるよ勿体ないよもう!←沢山あるんだから仕方ない

映画は舞台の手法を用いて観客に観劇疑似体験?させつつも、フランキーの人間、一人の男の人生をフューチャーしてて「人間愛」を描かせたらピカ1のイーストウッド監督のサービス精神溢れる良作。

で、その元となったこの舞台は、やはり偉大なグループ、アーチスト、ソングライターとしての「THE FOUR SEASONS 」を、舞台らしい疾走感を持って描いていて。

これまた、最高に心地良いわ!
<今回気合いで申し込み開始と同時に入れたから、二回とも6列4列と最高のお席で堪能した、踊ったわ~~♪

何度も観たくなる、どんなに悲しいことがあっても、ラストはスカッとした気分になる。
観劇後にはアメリカの大らかささえ感じるよ!

それは、この世代、(本当はもう少し上の世代)の「アメリカかぶれ」な私達を育ててくれた全てなわけで。
<やっぱり好きだ!アメリカン トップ40だ!

60年代~70年代のアメリカンポップス、エンタメ業界の状況、売れる、売り出すための手法、蠢く巨大な裏世界、を上手く見せていて「こうだったのか!」といろいろとお勉強にもなるんだな。

主役4人は、もはや全員がフランキーできんじゃないの?と言うくらいの音域自在な歌声。
男声の裏声が美しくピッタリと重なる、歌い上げるWHO LOVES YOU に鳥肌立つわ!<いや全曲そうだわ凄

ガタイの良いトミー役のマシュー・デイレイ!
二回目の時、私にしっかりとウィンク噛ましてくれたよもう!←幸せ
ヅカトップ以外で、見事に客堕とす俳優初めて観た爆!
<さっすがアメリカエンタメ本場だ

ボブ坊ちゃんのドリュー・シーリー、この人私も知ってる、凄い人だよね、ハイスクールミュージカルにも出てた人。
この人の他の作品も観たい~~、上手いしハンサム、ブルーアイ!
<さすがアメリカイケメン本場だ

ニック役のキースは今回私の一番お気に入りですよ、この人も良い身体してぶ厚い胸板!アンジョ役者なんだね。
ちょっと残念な男を、切なく好演するからもう、奥様胸がキュ~ンだ!
<さすがアメリカ色白本場だ

フランキー役ヘイデン・ミラネースくん、魅惑のハイトーンヴォイス、最初はドギマギ、少年の演技で
中盤から圧巻の声量で圧しまくる!酔わせて頂きました。あの小さい身体から、凄い声が出るんだもん。

とにかく全部が本物だってことよ。

脇で光ってたのはプロデューサー、ボブ役のバリー・アンダーソン!
(この人もドラマとかで観たことあるかも?)と~っても格好いい。
ちょっとした仕草や指先までもが美しくて、愛に溢れるゲ○演技に泣けたわ!

そのボブのアシスタントの(どう考えてもゲ○的にお気に入りな感じの色白男の子)役の人、名前わかんないけど、きっちりゲイゲイしくリーガルタイプなスーツをキツキツに着込んで、ネクタイ締め上げ…いかにもでちょい役なのに良すぎだよもう!
<これこそさすがアメリカゲ○本場だ

さらにもっと驚愕したのは、噂に聞いていた3人で52役、圧巻のジャージーガールズ!

この人達の演技と歌を聴けたことで、私の思う「アンサンブル」という言葉の意味が180度ガラリと変わってしまった。
役がちゃんと付いてるシーンも、そうでない通行人や客をする時も、すべてが全力、素晴らしい!
同じ人とは到底思えない、印象をしっかりと作っているのが凄いんだよね。
(日本人の俳優の兼ね役とはレベルが…w)

特にフランキーの奥さん役の人、本当に心情が細やかに伝わって、泣かされたよ!
ある意味、時代に翻弄された女の悲哀を全身で表現していてううっ…
フランキーと二人でのお歌「MY EYES ADORDE YOU」のデュエットで涙腺崩壊。

娘の不幸に関しても、「どうしようもない人生の苦しみ」として、きちんと描かれいるのも、この年になると万感胸に迫る。
<年を取って観ることで、こんなにも作品の奥行きを感じる事が出来る良い例

観客は、ただのサクセスストーリーを、そのミラクルを観たいだけじゃない。

何があっても(ショーのように)人生は続く、その大いなる生きる意味、が観たいんだわ。

10年続くロングランの意味がよ~くわかりました。

演出的には、シンプルな二階建て舞台なんだけど、バンドは袖と舞台奥、舞台上と台で自在にセットとともに移動。
コンサート形式な舞台の見せ方として、本当に面白かった。
上演中にチラッと後を振り返ったらば、二階席のとこに小さなモニターがあって、そこにコンダクターの指揮振る手元が映ってたんだよね。
これ見てタイミング合わせてたんだ、と思うと納得。(^o^)

役者さんもちゃんと一部、演技と演奏が被ってるとこは演奏してるし、何でも出来なくちゃ選ばれない。層の厚さ、質の高さ。
<さすがアメリカ…もういいか

弾きながら踊る、歌う、ハモる、演技する。
(アメリカ人がピッと揃ってお行儀良く深々と頭下げるだけでも大感動!)

観るとこ多すぎる。
アンサンブルさんたち、男性俳優さんたちも渋いよ、いいよ!唯一の黒人さん、ディロン・グラントさんが特に歌ウマソウルフル!

バックステージものらしく、随所で舞台の後から彼らの背中を、シルエットで見るシーンがあって。

暗い客席にフラッシュが焚かれるように光りがあって、あのパンフやフライヤーにある4人の影が浮かび上がるんだよね。
関係ないかもだけど「シルエット」って曲が一番最初に演奏されるのもなんか解る。

影、光と影、人生の、スターの歩んだ道の物語りだもの。

このポスターの巨大パネルがロビーにあって、お客さんもみんなメンバーの一員になった気分で記念撮影が出来るのも楽しい趣向。

私が友人と二人で写真を撮ってると、次に並んで超嬉しそうにお連れの方と撮ろうとしてる人は…
な、な、なんと、この世代にドストライクに影響受けたであろう日本のポップソングライター杉○理さん!
<やった~~嬉しい~~!

ドキドキしつつ、遠目にお姿を拝見してから客席へと向かったら。

一つ前の席にな、な、なんと…

元星組トップスター、湖○わたるさんがっ!ちょ、ちょっと待ってよ、私ジャージーどころじゃないわよ、ラ○メス将軍~~~!
<いや、もう大好き過ぎて一生忘れられない私の愛するチャイナマフィアはあなた一人

たぶん、年末に来るシカゴのアメリカンカンパニーにご出演されるのもあるし、終演後はロビーで関係者さんと談笑されてて、遠目で拝見して嬉し…
つか、それより、本編カテコで全員総立ちでダンスだから、私の目の前にワタルさんのデカイ背中がもうドーンと来て嬉しくて、一緒に踊りつつ、いっそ縋り付きたかった爆←イケマセン

はぁ、ヅカファン奥様コレどんだけチケ代の元取ったかわかんないですよ。(^o^)


~以下はまたもや続く個人的思い出語りなのでご注意ください~




杉さまのご観劇で感動するように、フォーシーズンズの物語り、この舞台を選んで観たってだけで、観客の同類感、連帯感は半端無い。
世代はいろいろ(多少高めだけど)好きな音楽、一緒だよ!感がまた良い舞台。

客席には「出てくるついでにLPレコードのお宝探してきたんだぞ」的にこれ見よがしに「新宿ディスクユニオン」の正方形のビニール袋を小脇に抱えるオジサマ多数ご来場!
(全員、山○達郎棚からひと掴みか!)
音にウルサイお客、音楽業界人的人や役者さんらしき人もた~くさん、わかります。

きっと全曲知ってるって人ばっかよね。
ジュークボックス・ミュージカルではあるけれど、決してフォーシーズンズのファンってだけじゃない。
あの頃の、アメリカンポップスのファンだってことよ!

作中にも、シナトラやニールセダカやビートルズや、いろんな歌手の名前が出てくるけど
70年代のヒットチャートって、今思えばまさにカオス!!

私がマセた小学生だった70年代最後の頃。
(最新のベイシティローラーズの多重チャートインを確認したいばかりに週一午前3時まで起きてFEN(米軍放送w)のアメリカンTOP40を聴いてフラフラになって登校するってもう!)

その頃チャートにはね、今思い出しても凄いことなんだけど。
フォーシーズンズはモチロンのこと(その頃は丁度、クモンマリアンヌがヒットしてた)
もう解散していたビートルズの数年前の曲とかも何故かチャートイン(売れ続けてたのね)
いかにもアメリカ正統派アイドルのオズモンドブラザーズにカーペンターズ、ジャクソン5とかのソウルな皆様、さらに最後にひと花咲かせようと晩年のエルビス・プレスリーまで新曲リリースぶっ込んで来てて、もうもう凄い、みんなみんなが居るよ~~♪←そういう時代

この数十年の間に、コピーされ、その後、世界がずっと聴き続ける曲の全てが詰まっていたヒット曲の時代だわ。

それを、電気消した部屋で布団被ってイヤフォンで聴いていた10才の女の子が、今この舞台を観る不思議。
<幸せ

フランキーもまだまだ超お元気だし。

こうして舞台の上も下も、人生は続いてゆくのね。


世の中にはいろんな舞台があるけれど…

あ~舞台にお金が掛かってるってマジ素晴らしい!<大爆
もうね、最初の瞬間からラストまで。

これをひっさげて世界に出てゆく若い役者の「気概と野望」が、この作品に関わった「誇りと畏れ」が板の上に溢れてる。

まさに「NARUTOは日本の宝」ですね!!

人が神に、いや紙に際限なく近づく、ここまでやれる、2.5次元ミュージカルの限界をまた越えた!
と、心から感じた、日本千秋楽?凱旋東京公演千秋楽のライブビューイングを新宿バルト9で観て来ましたのでちょこっと書いとこう。

ま、原作に詳しい友人と一緒に行ったってのもありますけど。<最高の解説付
それより私、何を隠そう大学生2人と高校生一人、野郎三人を育てたお母さんですよ!<お威張り?

ってこたーあーた、この子育て中ドストライクに3つの子供部屋中にジャンプや攻略本が乱れ置かれてんのを読みながら掃除し。
リビングのテレビはほぼゲームに占領され、そこで毎日毎日延々とナルトとサスケがガチファイトで修行してましたよ!
<どんだけK.O.見たかもう(^_^;

つまり、第一部ぐらいまでなら余裕でしっかり把握してるよ大丈夫。<ハルカリ歌えちゃう懐

ってことで、最初だから楽しいよね~!可愛いし。
ってことはまだまだ、物語りは始まったばかりで、キャラは顔見せ、御披露目な感じで。
<出てくるだけでももうスゴイ

横長舞台のAiiAシアター(2.5次元ミュージカル専門になったのね)だから、登場人物どんだけ居ても大丈夫だもんね。<爆
その、並びの具合、そう、登場人物の身長寸尺?までがコミックスと一緒なのがもう、ね。
これが絵じゃないことを一瞬忘れるわ!<どんだけスゴ

何より声のトーンを声優さんに近づけてあるから第一声から違和感なさ過ぎる。
口調を揃えてるだけじゃ出せない再現感、というか率だよね~。
髪の毛の先まで成り切って、そして演技で「絵を人にする作業」は涙ぐましい努力があってこそ。

子供の頃からNARUTOで育った、身体に染み込んでる世代の俳優達が演じているからこその賜だ。

物語りはワイワイなお子ちゃま達の班分けから始まって、白の話からサスケのおうちのことから、大蛇丸から、我愛羅まで、もう良く繋げてモリモリ大満足。

特に我愛羅の須田クン、上手いよね~~。<立派な大人の役者になったし
カテコで瓢箪ナデナデして、これがないと寂しいとまで言う成りきりっぷりはお見事。

サスケ、佐藤流司くん、あのサスケの片足の足裏見せて止まる、その後姿の完璧さに涙が!
<これは凄い、その足裏ずっと見てたい!

その低音ヴォイスがハマリ過ぎて、苦しいぞ!<お歌が無かったのが惜しいマジ惜しい
カテコで、あ~んな台詞、こ~んな台詞(ココは実際に言ってくれた!)が言いたいので続編を!と嬉しいオマケを聴かせてくれた!

そう、これは、ストプレでもミュージカルでもない、中間のような、そしてアクション、アクロバット、トランポリン、果てはシルクドソレイユ?まで。
最先端の映像効果を駆使した演出の、まさにスペクタクル。

全員がソロ歌うようなことは無かったけど、ちゃんと劇中には音楽も歌もあったのも良かった。

そこで威力と存在感を見せるのは宝塚OGの悠未ひろさんです!
<さすが歌上手ともち~~ん、嬉しいよ~~!

大蛇丸のおどろおどろしいビジュアルに深い歌声、聴かせてくれるし、なにより舞台の格を上げてくれる。
<本物だもの

これがワールドツアーに出て、世界でDVDが売れまくり、となるとすると…
もしかしなくても、世界で一番、多くの人に観て貰えた歴史的タカラジェンヌ、ってことになるよコレ!
<役者と作品、巡り会いとタイミングは凄いわもう

個人的には自来也の梅垣さん(ワハハの梅ちゃん)の見事なエロオヤジっぷりが大満足に拍車を掛け…爆
だって、ちゃんと往年のワハハファンの為に?鼻からピー、じゃない鼻血(の赤テープ)出してサービスしてくれてる。
<演出嬉しいよ!ワハハのろくでなし芸が世界に!違っ

そして一番は私の大スキなカカシ先生、君沢くんがお口見せませんが最高にカッコよくてたまら~~ん!
<ああ押入れに仕舞ってある○い本探すよマジでもう脳内いろんなことが再燃爆

数々の(お色気はもちろん)術のすべても、観ていて楽しい演出とともに全部魅せる。
これ寸分違わずに毎日ヤレル役者って凄いわ、何より役を生きてるわ。

ビジュアルでも、プロジェクションマッピングでの世界観でも、もう舞台で出来ないことはないんだね。

二階建てセットも凄くて、あの原作画の俯瞰な感じまで、ライビュだとしっかり感じられて泣けたし。
もちろん俳優の表情も息使いもドアップになっても画のまんまの凄さを体感出来て、あらためてライビュの良さを大満喫。

カテコでも、全員がもう地があんま出ないくらいみんな役に入り込み、崩れ過ぎないで終わるのも大好感、しっかり余韻を残しててコレ凄いよヲイ

文句無しで、すご~く楽しかった!
どうぞ、この宝を大切に、次もその次もずっと作って!

そして前にネルケの社長のインタビューで見た一言を思い出す。

「日本人のクリエイターを育てたい」

それですよ。
舞台作品は海外から(特に今勢いある韓国なんかから若い才能を)安くて良い作品ごと持って来るのもいいでしょう。

でも、やっぱり制作の力、発信力を自国で育ててこそ、エンタメの明日は来る。
特に、2.5次元、せっかくジャパンクールなアニメの世界なんだから、是非ともね。

そして観る側も決して若い観客だけじゃない。
その親世代の(他の舞台に通ってる本物知ってる)私達も作品知ってる、ちゃんと観るよ!!

ってことで、舞台版のこれからが楽しみです。

まずは世界ツアー、アジアへ頑張って行ってらっしゃい!